企画展との相乗効果を狙った、AR型水族館ツアー
ソラ水族館 in 奥田元宋・小由女美術館
イベント・展示会
『ソラ水族館』はサングラス型ARデバイスを装着して楽しむエンターテインメントコンテンツで、現実世界と仮想世界が溶け合う少し未来の水族館ツアーを体験できます。
今回のイベントは、予てより展示等で協力してきた「奥田元宋・小由女美術館」様のスペースをお借りし、当社が主催者となって開催しました。
期間中、美術館では金魚をモチーフにした作品を扱う企画展も開催されていました。ともに水生生物を題材としているという共通点に着目し、企画展を目的に訪れた人に『ソラ水族館』をアピールすべく、誘導・集客の方法を検討していきました。
【課題】
企画展目的の来館者をイベントスペースに誘導すること。
『ソラ水族館』を体験してもらい、来館者の満足度を向上させること。
店舗デザイン・設計時のポイント
会場の概要と特性
今回は施設の“ロビー”をお借りしました。会場設計にあたりフロアマップを俯瞰した時、この“ロビー”には良い点が2つ、良くない点が1つあるとわかりました。
良い点のひとつ目は、“ロビー”が総合受付の向かい側、通路を挟んですぐの位置にあるということ。施設を利用する場合、常設展・企画展を問わず、全ての利用者は総合受付でチケットを購入・交換します。つまり、施設の利用者は必ず“ロビー”の近くまで来るとわかりました。
そしてふたつ目は、常設展展示室の出入り口に接しているということ。施設の中に、常設展展示室の出入り口は一つしかありません。つまり、常設展の利用者は必ず“ロビー”を目にするとわかりました。
一方、良くない点として挙げられたのが、“ロビー”と企画展展示室が離れているということです。
企画展展示室の近くにサブエントランスがあることも相まって、企画展を楽しんだ後、“ロビー”へ戻ってくることなく退館してしまう、ということが考えられたのです。
奥田元宋・小由女美術館様が公開している資料から、入館者数は常設展よりも企画展の方が多いと事前にわかっていました。そのため、より多くの来館者をイベントへ集客するには、企画展目的で訪れた人をいかに誘導するか、ということが大きな課題となりました。
会場設計と設営の工夫
“美術館を訪れる大多数の方は企画展を目的にしている”という事実を前提とし、今回は施設でのタッチポイントが3回となるように“立て看板”を配置しました。
場所は、総合受付の向かいにあるイベントスペース=ロビーの入り口に1セット、企画展展示室の出入口近くに1セット、合計2セット設置しました。
1回目のタッチポイントは、チケット購入のために総合受付を利用する時です。ここで、イベントを開催していることを伝えます。
2回目のタッチポイントは、企画展展示室に入る前です。1回目から時間は経っていませんが、接触回数を増やすことで印象に残りやすくするための工夫です。
3回目のタッチポイントは、企画展を楽しむという目的を果たし後です。ここで、イベントの存在を思い出してもらい、改めて検討するタイミングをつくりました。
以上の3段構えによって、企画展を目的に訪れた人に『ソラ水族館』の喚起とイベントスペースへの誘導を行いました。
事前に美術館から告知していただいたこともありますが、ファミリー層やカップル層を中心に3日間で250名ほどに『ソラ水族館』を体験してもらうことができました。
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イベント・展示会の店舗デザイン、店舗設計を成功させるポイントとは?
イベント・展示会の店舗運営をして、売上を伸ばすことを考える前にまず検討すべきことがあります。
それは「 イベント・展示会の店舗デザイン、店舗設計」が本当に最適なものになっているかどうかということです。
いくら店舗運営の計画が素晴らしいものであっても、「 イベント・展示会の店舗デザイン、店舗設計」が最適でなければ、店舗運営で大きな成功を収めることは難しいといえます。そこで、 「 イベント・展示会の店舗デザイン、店舗設計」において、下の3つのポイントを抑えているか確認していきましょう。
- (1) イベント・展示会の店舗デザイン、店舗設計におけるコンセプトが明確かどうか
- どのようなお客様にどのようなサービス、どのような価格で、どのような時間を過ごしているかどうかまで、具体的にイメージを明確にします。その上で、店舗デザイン会社様、店舗設計会社様に相談します。
イベント・展示会の店舗デザイン・店舗設計のコンセプトが明確でなければ、実際の店舗に隔たりができてしまいます。明確にした上で、しっかりとイメージをすり合わせながら、 イベント・展示会の店舗デザイン、店舗設計を進めていきましょう。
- (2) イベント・展示会の店舗デザイン、店舗設計を使用する上での機能性はどうか
- 店舗運営を成功させるポイントとして、従業員の皆様が働きやすい作りになっているかどうかということはとても重要です。また、従業員が働きやすい環境を作ることは、ただ、生産性を上げることにとどまらず、回転率にも影響します。例えば、在庫管理もしやすく無駄の少ない環境であれば、生産性が上がるだけでなく、回転率も上げることも想像に難なくないでしょう。いかに最初の段階で、イベント・展示会の店舗デザイン、店舗設計を考えることができるかを確認していきましょう。
- (3) イベント・展示会の周辺状況と雰囲気が合っているか
- イベント・展示会の店舗デザイン・店舗設計が独創性があればあるほど、注目を集めるといえるでしょう。
しかし、あまりに周辺状況とギャップがあるイベント・展示会の店舗デザイン・店舗設計になっていないか考えなければいけません。例えば、繁華街の中に落ち着いた雰囲気のカフェの店舗デザイン・店舗設計であること、などは初めのうちは目立つかもしれません。しかし、繫華街であれば、繫華街に目的を持った人が訪れます。
落ち着いた雰囲気のカフェに目的を持って訪れる人は多くないかもしれません。つまり、イベント・展示会の店舗デザイン・店舗設計は店舗運営を考える前に検討しなければいけないポイントです。
- まとめ
- イベント・展示会の店舗デザイン・店舗設計を検討されている方は、成功する店舗運営を実施するために、上記のような3つのポイントをイベント・展示会の店舗デザイン、店舗設計の段階から確認してみてください。
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