サイン計画とサインの維持管理を行う際に必要な法規とは
店舗のサインの設置に際しては、屋内・屋外を問わず様々なルールや法令を守る必要があります。店舗のサインに関する知識や確認不足により起こりうる事故や思わぬトラブルは、会社や店舗のブランドイメージの低下にも繋がりかねません。そこで、店舗サイン計画や設置の際には出店者・設計者・施工者それぞれが設置するサインの仕様や場所に応じて、施設のルールや法規を施設の管理者やしかるべき行政に確認し事故やトラブルを未然に防ぐ事が重要です。
1.店舗のサインを設置する際に注意すべき事は
屋内・屋外ともに店舗のサインの設置場所は高所への取付が主となるため、施工不良や老朽化による落下事故への対策が不可避です。 また、可動式の看板やのぼりなどは、強風による転倒や吹き飛びによる衝突事故などの対策が必要となります。
屋外サインの場合は雨や風、更には気温の変化や地震等の自然環境の影響を受けやすいため、安全性や耐久性に配慮した施工や
定期的な安全点検の実施が望まれます。
さらに、雨漏れによる漏電を防ぐための対策が必要となります。
また、万一の事故に備え、出店者・施工者それぞれの事業内容に合った保険への加入もお勧めいたします。
2.店舗のサイン計画をする際に知っておきたい法規とは
屋外サインを設置する際には『建築基準法(工作物申請、防火措置)』『道路法(道路占用許可)』のほかに、都道府県や市町村が定める『屋外広告物許可制度』『景観条例』等の各種法令を遵守しなければなりません。 インショップテナントの場合は『施設の規定』に則したサイン設置とするとともに、共用部や近隣テナントとの協調性も考慮しなければなりません。
また、内照式スタンドサインのように、コンセントのついた看板等は『電気用品安全法』を遵守し、該当品となる場合は検査機関による適合性検査(PSE認証)を受ける必要があります。
3.店舗のサイン設置でのトラブルを未然に防ぐために必要なこと
正しいルールを守らずに店舗のサインの設置や正しい管理が出来ていないと、近隣地域からの苦情を受けたり、落下や破損・倒壊など思わぬ事故により第三者に危害を及ぼす可能性があります。
対策として、景観条例については各自治体へ事前確認を実施。工作物は検査機関による検査を実施し検査済証の交付を受ける。
専門業者及び有資格者による施工と定期的な点検・メンテナンスの実施を行うなど、出店者・施工者・管理者は、事故やトラブルを未然に防ぐための対策を講じる必要があります。
4.安心・安全なサインの維持・管理に必要なこと
屋外広告物の場合、条例により有資格者による点検義務と更新手続きが必要なものがあります。
また、点検には事故を未然に防ぐための「自主点検」と継続してサインを保守管理するための「更新点検」があります。
更に、屋外広告物を設置する際には設置の許可申請を行うのですが、許可期間は大体1~4年間(地域で異なる)になりますので、
その後も継続して掲載する場合には更新申請が必要となります。
この様に屋外サインを設置し維持管理していく為には、専門的な知識と資格が必要になります。
当社では、サインの計画・申請から設計・施工及びメンテナンスまでを一貫して対応しておりますので、
サインのことでお困りのことがございましたら、お気軽にご相談ください。
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