売れる店舗の効果的なディスプレイの演出方法とは
店舗でのディスプレイ演出はお客様に対しいかにインパクトを与えるかが重要なポイントとなります。
ディスプレイ演出により他店舗との差別化をはかり、独自の魅力を際立たせる工夫が必要になります。
ディスプレイ演出の特性は、臨場感を伴う世界観や情報を人間の五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)に訴えることです。
特に五感の中でも視覚の占める割合は8割で一番最初に目に飛び込んでくるのは色です。
ディスプレイの 50% は色で決まるといっても過言ではありません。視覚的演出を効果的に行うための重要な2つの基礎となるポイントについてまとめました。
1.色を操る演出の仕方
色にはたくさんの種類や特徴があります。そして色にはイメージがあり、配色やトーンによって様々な印象に変化していきます。
さらにテーマカラーを打ち出すことによって季節やイベントなどのモチベーションを明確に演出することができます。流行のカラーを使用することでお客様への情報の発信にも繋がります。また、商品だけでなくPOP や背景の色にも大きく関係してきます。色には必ず相性というものがあり、綺麗に見えるか、目えやすいか等は色の性質や特徴を知ることで解決することができ、視覚的演出効果の大きな役割となります。
2.キレイにカッコよく見せる構成とは
商品をキレイにそしてカッコよく見せるためにはいくつかの構成の種類を知っておくと大変効果的です。
構成の種類もたくさんありますが、一般的によく使われるのが三角構成・リピート構成・シンメトリー(対象)構成の3つです。この3つの構成を覚えて、商品の見せ方に応じて組み合わせを変えていくと色々なバリエーションで効果的に展開することができます。
・三角構成とは…奥から大きいものを配置して、手前に小さいものを末広がりになるようレイアウトします。この時上から見ても奥を頂点に三角形に見えるようにします。安定感があり商品が明確に見えるため一番よく使われる構成です
・リピート構成…同じパターンを繰り返すことで、リズム感や統一感が生まれます。構成の繰り返しでの展開の場合は商品の違いが明確な演出ができ、色違いで展開した場合はその商品を強調することができます。
・シンメトリー(対象)…中心から左右対称になるように構成します。全体が整って見えます。商品陳列の際にもよく使用します。
3.お客様の購買意欲を掴むための2つの法則
お客様の視点からみた<AIDMアイドマ の法則>というのがあります。
通りかかったお客様がディスプレイに目を留めました→「あら、コレ素敵!」興味を持ったようです→
「コレ欲しいな!」※でもみんながすぐに買うわけではありません。「他のお店にも行ってみよう!」→
「色々見て回ったけど、やっぱりあそこのお店のがいいわ!」ディスプレイがしっかりと記憶に残っていたようです→
こうしてお客様は商品を購入していきました。※別途資料(アイドマの法則)
それではどうしたらお客様に注目してもらえる演出になるのでしょうか?店舗側が販売計画を立てるための<4W ・ 1Hの法則> ・When いつ(時期:いつから、いつまで?)・Where どこで(売り場のどの場所で?展開場所)
・Who 誰が(ターゲット層)・What 何を(売りたい商品)・How どのようにして(演出方法)
両方からの視点に立って、今お客様は何が欲しいのか、自分たちが打ち出す商品はどうあるべきかをしっかりと考えて効果的な演出をすることが大切です。
4.素敵なお店だな、アレ欲しいな、よし買おう、また来よう! ・・・と思わせる空間演出の提案2つの法則
空間演出時には、お客様の五感を刺激することが重要なポイントとなります。
・視覚〜色や構成の他にも映像やライティング等による演出も効果的です。
・聴覚〜音響の効果がお店の雰囲気を作るのに重要な役割もあり、心理効果を有効活用しコンセプトに基づいた使い分けをすることができます。
・嗅覚〜人の脳に最も影響する「香り」。香りによって記憶が蘇るブースト効果は集客要素として有効です。
・触覚〜実際に商品に触れてみた感覚は、決して画像越しの販売では100%伝えることはできないでしょう。
・味覚〜飲食店においては一番のリピーターに繋がることは言うまでもありませんが、そこに視覚や聴覚も加わるとより記憶に残ります。
売れる店づくりをするためには色々な要素が必要になってきます。最後になりますが、効果的なディスプレイ装飾と魅力的な空間づくりをお考えであれば、大昌工芸までご相談ください。
5.まとめ
如何でしたでしょうか。
キレイに、カッコよく見せる為のディスプレイには、色味やバランスに気を使い、店舗のブランドイメージや売りたい商品をより魅力的に見せる工夫が必要になります。多くのショーウインドウが並ぶショッピングエリアやショッピングモールでは、まず目に留まる工夫が無ければお客様はショーウインドウの前を素通りしてしまいます。なので、まず目に留まり、足を止める為に配色やバランスを意識してみましょう。
また、売れる店舗のディスプレイには必ず「買いたい!」とお客様の購買意欲を刺激し、行動を起こさせる為の仕掛けが必要になります。
そして、ショーウインドウは季節感やトレンドを取り入れ、定期的に演出を変える必要があります。いつ見ても同じショーウインドウだと、店舗の商品も変わり映えしないと思われておきゃくさまは遠のいてしまいます。売れる店舗のショーウインドウには定期的な変化も必要です。
でも、そんなこまめに演出を変えるアイデアがない…。そんな時は大昌工芸にご相談ください。売れる店舗のショーウインドウ演出をお手伝いします。
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