居抜き物件での出店！開業の際に押さえるべきポイントと注意点を徹底解説！

「居抜き物件」とは、前テナントが利用していた造作・設備・什器等が残された物件のことをいいます。
現在コロナウイルス感染拡大により、多くのホテルや飲食店、物販事業で余儀なく閉店するテナントが多く見受けられます。
近年の状況では、新しくお店を出店するというよりは、居抜きで出店する形にシフトするお客様が増えてきているように感じます。
そこで今回は、居抜き物件を検討する際の注意点やポイント等まとめました。

1.居抜き物件のメリット

居抜き物件のメリットとして大きく2点挙げられます。

①「予算を抑える事が可能」
出店者は、前テナントが利用していた造作・設備・什器等をそのまま使用する事ができ、費用を抑える事ができます。前テナントも現状復旧にかかる工事費や廃材の処分費を抑えられることになるので、出店者・前テナント両方の費用を抑えることが可能となります。

②「通常の新店時より短期の日数で出店が可能」
居抜き物件で出店するということは、工事期間を短縮する事も可能で、テナントの契約から出店迄を短期間で行えます。
スケルトン渡しの場合、通常であれば発生する壁を建てる、天井・床を組む、什器を製作する等の作業が省かれる為、その分の工期を短縮できます。

上記の2点のメリットを活かし、例えば人が多く集まる商業施設などへ期間限定で出店することで、多くの人々に周知する機会がうまれます。

2.居抜き物件の注意点

居抜き物件の注意点として例えば、物販店の場合下記の項目が特に注意点する点となります。

・エアコン
・照明器具
・建具・シャッター

この3点に関しては、よく契約後にトラブルとしておこってくるケースが多いと見受けられます。
例えば、エアコンや照明器具に関しては、契約前に耐用年数などの確認を怠ってしまい、いざ現場に確認しに行くと使用できなかったり、オープン直後に故障したりする場合があります。契約前に製造番号や耐用年数等を確認する必要があります。
契約前の調査に同行する事も可能なのでお気軽にご連絡下さい。

3.居抜き物件の活かし方

居抜き物件の内装を考える上でのポイントは、「どこをそのまま活かしていくのか」という点です。あまり費用をかけれないのであれば、サイン看板や客席側の壁紙を変更する等お客様の目に留まるところを重点的に変えていきましょう。また什器等に関しては、全て変更してしまうと撤去費用や新たに什器を制作または購入する費用もかかります。什器などはそのまま利用し、シートや塗装等で表装替えをすることで、形は同じでもイメージを変える事ができます。居抜き物件で内装を考えていく上で、「壊す考えではなく、被せる」＝「引いていくではなく、足していく」考え方にしていくと大幅にコストを抑えつつ内装のイメージもガラッと変えることが可能になります。

4.まとめ

いかがだったでしょうか？居抜き物件の最大のメリットとしては、最短で開業することができて初期費用が抑えらるということだと思います。ですが、注意点もございます。見積り対応や相談だけでもお気軽にお問い合わせください。
居抜き物件では、既存をどのように活かすことができるのかがポイントとなってくると思います。また、あらかじめ予算を組んでいないと多額の費用が掛かってくる場合があります。先に予算を提示いただきましたら予算にあった店舗づくりのサポート・ご提案をさせていただきます。