KNOW-HOWリアルイベント開催での感染対策のこれから

リアルイベント開催が新型感染症により激減し、2年半が過ぎました。まだまだ新型感染症は収まる気配がなく、リアルイベントの開催はまだまだ以前の勢いを取り戻しておりません。
そんな中様々な業界業種でリアルイベントを開催するにあたり工夫をし、売り上げを上げようと試行錯誤をしております。
“リアルイベント”を開催する目的は、「認知度のアップ」、「既存顧客への新商品の紹介」、「顧客の獲得」などがあります。
リアルイベントを開催するにあたり、感染対策をどのようにするか?どの様にアプローチするか?改めて現在できるリアルイベント開催のための感染対策と管理、販売促進に関する情報を紹介したいと思います。
目次
1.会場内外感染対策

リアルイベントを開催するにあたり、新型感染症が広がる中、様々な対策、提案、実施をされてきたと思います。
人との間隔1m~2mはとれるようソーシャルディスタンスに叶ったレイアウト、出展者の抗原検査、アルコール消毒、サーマルカメラ等による体温チェック、飲食なし(もしくは黙食)、飛沫パネル、一方通行による誘導(来場者がすれ違うのを防ぐ為)などの対策。
リアルイベントでは今後、抗菌コートを触れやすい備品等に施す事が重要になってきます。
抗菌コート加工された備品には、ウィルスの構成成分(タンパク質、脂質、核酸等の化学物質)を酸化分解する「ヘルスブライトエボリューション」と言われる無色透明・無臭の液体が塗布加工されています。効果は5年間持続しますので、コストパフォーマンス的にも安全面的にもお使いいただけます。ですがやはり、ドアノブや備品機材は定期的に消毒を行い、空気の入れ替えを行うなどの基本的な感染対策がリアルイベントにおいては一番大事になります。
そんなリアルイベント開催においてすぐに取り入れ、実装できる手法を2つ
①デジタル管理 ②リモートでの商談
に纏めてご紹介します。
番外編としてリアルイベント以外の手法である≪オンライン展示会≫について最後にご紹介します。
2.リアルイベント開催ポイント①デジタル管理~QRコードなどでの入場人数把握~

リアルイベントを開催するには新型感染症に関して各開催都市により「ガイドライン」が作成されました。その「ガイドライン」中では入場制限が設けられ、収容人数は5.000人又は収容定員50%のいずれか大きい方などといった制限がかけられている地域があります。
リアルイベント開催時において、どの様にして入場者、退場者の状態を把握するか、スムーズに入退場をするか、入場者や退場者の把握をするか、リアルタイムでの入場者人数の把握をするかといった悩みを解決するために、QRコードによるデジタル管理を使うことでスムーズに行うことができます。
リアルイベントへ参加する方の情報を事前に入場予定者情報のアンケートなどからQRコードを作成し、入場者に送付する事により、入場時に対面による受付での接触が少なくなったり、または不要になったりします。
運営者はデータを読み取ることにより「○○会社、○○様が入場時間、退場時間」といったリアルイベントへ訪問された企業・社員(個人)データを取得することもでき且つ、行動把握もできます。
3.リアルイベント開催ポイント②リモートでの商談

リモート商談は実はリアルイベントでも頻繁に活用、利用されています。メリットしては、移動時間の減少、商談の効率化、見込み客からの実際の商談の実施段階までの期間短縮、悪天候や遠隔地でも商談可能など多くのメリットがあります。
デメリットとしては製品等の実物を見せられないという点です。製品などの商材の中にはやはり実物を見たい、触りたい、チェックしたいものもあります。しかし、オンライン商談ではその場で実際の商材を見て、触れることはできません。そのようなデメリットを少しでも緩和できる手法があります。
それがリアルイベントでの説明員のリモート対応です。今後は説明員が別室で、来場者が展示ブースで製品などの商材を見て、触りながらオンライン説明を聞く形も取り入れらて販売促進につなげる手法も増えてきます。
リアルイベントの選択肢だけではなく、このようにリアルとリモートによる“ハイブリット”によるイベント商談が主流になってきています。
4.番外編≪オンライン展示会≫

リモート商談と同時に最近よく行われるのが、これまでも当サイトのノウハウでも説明している「オンライン展示会」です。
改めて説明すると、web配信などを通じてweb上で行う展示会のことです。以前より、IT関連企業などではリアル展示会とは別に用いられてきた手法です。
オンライン展示会には、主催者が出展社(者)を集めて開催する展示会形式と、独自で開催するプライベート展示会形式があります。
オンライン展示会では、オンラインならではのアプローチ方法や訴求方法があります。参加者一人一人のニーズに合わせた細やかな対応ができるのもオンライン展示会ならではです。オンラインでは実物を見て、触る代わりに、商品をあらゆる角度から、そして内部構造に至るまでVRや3DCGを使って見せることができます。さらに、国内だけでなく世界各地をつないで商品についての説明やセミナーをライブ配信したり、チャットを活用した商談やECサイトとの連携により販売を行ったりすることも可能です。
5.今後、リアルイベントはどうなっていくか?
リアルイベントは経済活動にとって重要だと考えますが、以前のようなリアルイベント開催へはまだまだ時間が必要だと思います。
今後、イベントはリアルからバーチャル(仮想空間)での開催へ移行するなどと言われており、今後はバーチャル(仮想空間)での市場規模は2020年の市場規模が約65兆円、2024年には約104兆円を突破する可能性があると予測されてます。
(出典元:https://about.bloomberg.co.jp/blog/metaverse-may-be-800-billion-market-next-tech-platform/)
しかしバーチャル(仮想空間)を普及させていく上での問題点がいくつかあります。商取引などを巡る法律ルールの整備がまだまだ未整理なのです。例えば物理的な物にはしか所有権は認められてないし(※NFTは除く)、VRデバイスの普及など課題は沢山ありますし、法整備やガイドラインの整備に時間必要になると思います。今後、リアルイベントで参加者を集めながらオンラインでの商取引で幅広く購入顧客にアプローチできると共に、場合によってはこれまでのリアルイベントで使用した会場の広さの調整や大きく広く使用しなくなる場合など、それに伴うコスト調整ができ、かかる費用にも変化が出てきます。
リアルとバーチャルをうまく使うと費用を抑えることができるかもしれません。
これからのリアルイベント含め、イベントへの参加を考えられたい方は是非、私達大昌工芸にお声がけ下さい。

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