看板が教える集客の極意:店舗サインで差をつける!
店舗にとってなくてはならない物、そのひとつが「サイン(看板)」です。その種類はプレート、パネル、バナー、スタンド、シートなどなど非常に数多くあります。
店舗にサインがなければ、「何のお店かわからない、そもそもお店なのかもわからない」誰もがそう思うでしょう。まずはお客様に、このお店は何屋の何者であるか、知ってもらうことが大切です。
では、どの様な形状・サイズ・素材・デザインにすれば、集客に繋がるサイン(看板)が出来るのか。この記事では店舗イメージを決定づける正面サイン(看板)に焦点を当てご紹介しています。
1.視認性が高いサイン計画を行うには
まず初めに見てもらわなければ、サインとしての役割を果たしません。お店の立地や周辺環境・人々の動向など、様々な状況を把握し検証することで、サインの「設置位置とサイズ」が決定すると言っても良いでしょう。つまり現地調査を行うことで、立地や環境に合った「視認性の高いサイン」を設置することが出来るようになるのです。
【現場検証ポイント】
・前面道路(通路)の環境について、大通りなのか、大きな交差点なのか、道幅の狭い道路(通路)なのか
・視界を邪魔する建物や障害物はないか、障害物がなくすっきりとした青空が広がっているのか
・人はどのような状況でサインを見ているのか、徒歩なのか車なのか、目線の高さはどうか
・人や車の交通料はどうか、時間帯による変化はないか
2.どの様な種類のサインを設置するのが良いか
前項で述べたように、立地・環境等でサインの位置とサイズが決定します。
では、どの様な種類のサインを設置すれば良いでしょうか。今回は代表的なサイン4種類に絞ってご説明します。
・正面サイン(ファサードサイン)
目立つことが役目の大型サインです。大通りや大きな交差点に面している通りで効果を発揮します。コンビニの店舗正面の上に付いているサインを想像していただくとわかりやすいかもしれません。
基本的にはファサードの一部になりますので、外壁面全体のデザインを考慮して決められます。似た役割を持つ物として横断幕や懸垂幕があります。
・袖看板(そでかんばん)
脇道など、狭い道路や通路、商店街のような場所でよく目にする正面看板に比べ小ぶりの屋外サインです。徒歩などのお客様の目に留まりやすいサインです。
・自立式サイン
お店の前を歩いている人たちに、どのようなお店なのか具体的に伝えるサインです。メニューの一覧・内容・料金・オススメなどを表示してお店の内容を具体的に示すことで、お客様の入店をよりスムーズにさせる働きを持っています。
LED等の電飾を施すことや、のぼりと併せて使用することで集客力アップに貢献します。
・カッティングシート・フィルム
外の壁面やガラス面の装飾を目的に利用されることが多いサインです。交換・貼り替え・加工が簡単で耐久性の高さが売りです。期間限定キャンペーンの告知をはじめ、季節感を演出するアイテムとしても効果的です。
また、店内においても案内・ガイドなど幅広い用途で使えるサインでもあります。
その他サインを含む店頭販促物については『店頭販促ってどうするの?販促物の役割と掲出場所の解説(https://tenpo.taishokougei.co.jp/knowhow/detail045/)』もご参照下さい。
3.サインのデザインをする事とは
設置位置・サイズ・種類が決まれば、次はデザインが必要です。
サインのデザインはとても重要な部分になります。それはなぜか?お店のイメージと共に、業態や価格帯、どんな客層にアピールしているのか、様々な要素が、デザインの中に含まれているからです。文字や色、装飾の違いで与える印象は大きく異なってきます。
普段何気なく見ているサインは、実は様々な要素やメッセージを含めて人々にアピールを行っているのです。例えば、ケーキ屋さんはケーキ屋さんらしくあるように、業態は業態らしく、高級店なのか低価格帯なのか、ハイセンスなのかカジュアルなのか。ターゲット層に伝わりやすいデザインにすることで、どのようなお店なのかをアピールする働きがあるのです。
4.お店のサインとは
お店の内装とサインのデザインはお客様の目に留まり心に残るものです。店舗ブランドを印象付け、商品やサービスを想起させるサインは店舗を知らないお客様に存在を印象付け、来店動機を与えます。
もちろんお客様はそれだけを見ている訳ではありません。お店のサービスを受けることや商品を買いに、または美味しい料理を食べることがお客様の目的です。内装・サインのデザインは、それら事柄(サービスや商品、ブランドイメージやアイデンティティ)を具現化し表現したモノです。商品やサービス内容・ブランドコンセプトを通りすがりのお客様にいきなり見てもらうのは難しいですが、サインであれば道を通るたびに自然に目に入り、商品やサービス、店舗のコンセプトをごくシンプルに伝えることが可能です。そのサインがお客様の求めていた商品・好きなコンセプトと一致すれば、初見の店舗でも敷居をまたぐきっかけとなるのではないでしょうか。
今ではなくてはならないスーパーやコンビニ、美味しい料理店、お洒落なアパレルショップはどれも消費者に伝わりやすいお店づくりがなされています。この様に消費者に伝わりやすい表現(デザイン)であれば購買に繋がります。
一言で内装やサインのデザインと言っても、様々な要素と情報・メッセージ・想いが込められ、店舗をもっとも端的に表現したサインは、顧客の心に残ることで来店のきっかけとなり、店舗のファンを増やすことができるのです。
サイン(看板)設置に際してのルールや法令については『サイン計画とサインの維持管理を行う際に必要な法規とは(https://tenpo.taishokougei.co.jp/knowhow/detail041/)』でも解説しています。
当社では各種デザイン・設計のご相談から、実際の施工まで手厚くサポートを実施しております。サイン(看板)の製作をお考中の方は、ぜひお気軽にご相談下さい。
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