ショッピングモールの集客力を高める仕掛けつくり

コロナ渦の現在、ショッピングモールなどのイベントはことごとく中止になっています。感染対策をしつつ、客足を戻すには何が出来るでしょうか。

まずは、ショッピングモールに来るお客さんが何を求めているかを考えてみましょう。現時点で最も重要な要素は、「安全・安心」です。ここがベースとなるのは間違いありませんが、それだけでは面白くないと思われてしまいます。自宅を中心に過ごす時間が1年以上続き、「外に出て楽しい時間を過ごしたい！」や「新しいコトをリアルで体験したい！」という思いが強くなっている今、ショッピングモールはこの顧客体験をより強めていくべきではないでしょうか。

例えば、子供に様々な体験をさせたい・親も一緒になって体験したい・思い出を残したいなど、ネットでは体験出来ない事を体験させるためには何が必要か。現地でしか体験出来ない価値を生み出す方法をまとめてみました。

ショッピングモールの集客イベント開催に、ぜひ本記事をご活用ください。

家族で参加！体験型イベント

ショッピングモール内でのイベント開催では、様々な体験型コンテンツを用意し、景品プレゼントなどで集客増が期待できる。体験型コンテンツについては、ジャンボ抽選機などを用いて子供も参加でき、家族でも参加出来る企画を開催すると集客増に繋がりやすくなります。
ショッピングモール各所やイベントエリア内にフォトスポットを設置し、写真をSNSにアップすると別途景品がもらえるなど参加意欲を掻き立てる作りにすると広告効果も狙うことができるでしょう。
告知については、ショッピングモール内事前告知も必要ですが、消費者がネットにて検索⇒購入する　という流れを掴んで、ネット上にてイベントPRを実施した方が良いでしょう。そこには、イベントの趣旨説明やコンテンツ紹介、限定景品紹介などを掲載します。また、ただイベント開催を告知するだけでなく、ショッピングモール内での感染対策についても告知することも現地へ集客するための大事なポイントです。

「そこにしかない」価値を訴求する。

前項でご紹介したように、ショッピングモールへ集客するために一番重要なポイントは、「そこに行かなければ体験できない」仕掛けをいくつ作れるかが勝負どころとなります。
フォトスポットにおいては、ターゲットや展開内容に合わせて、期間限定（日・週・年）／常設（半永久）などの期間を設定します。ショッピングモール内広場に限らず、モール内店舗での開催も効果的です。店舗開催の場合ではフォトコーナーを設置し来店客に体験してもらうことにも取り組むといいでしょう。
また、トリックアート・フラッシュプリントなど興味を煽る内容にて開催し、こちらも写真をSNSにアップすると別途景品がもらえるなど、ショッピングモール現地での参加意欲を掻き立てる企画もいいでしょう。常設の場合はグラフィックのみ変更するなど、定期的な内容変更で飽きさせない工夫を行うと尚良いでしょう。もちろん集客の仕掛け作りだけではなく、撮影箇所の密を避けるために出入口導線の徹底・管理を行いましょう。

集客の連鎖を生むために

今後、消費者の考え方は二極化していくことでしょう。利便性やスピードを求めてWEB上で購入する考え方と、サプライズや体験価値を求めてあえて現場で購入したいという考え方です。
ショッピングモールにおいては後者の考え方を持つお客さんに対して、ショッピングモール現地へ来ることでしか味わえない「感動」させる仕掛けをいくつ作れるかが重要なポイントとなります。
なにをするにもネットで事足りてしまう時代に、『体験型』を武器に客足を向けさせるのが集客イベントです。『行ってみないと出会えない・体験出来ない』『単発ではなく繰り返す』そこにしかない価値で顧客呼び込み・購買意欲を向上させることができるでしょう。
是非このような考え方でショッピングモールでの集客イベントを運営して頂きたいと思います。もし、どのような取り組みにすべきかのアイデアが欲しいときは、事例も含めて色々と企画立案が可能ですので、大昌工芸にお声がけ頂ければ幸いです。

監修：大昌工芸編集部

この記事は50年にわたり理想の店舗作りを支えてきた株式会社大昌工芸の編集部が監修しており、お客様の理想の店舗作りを助けるわかりやすく役にたつ記事を目指しています。

店舗設計や店舗内装に関するご相談はこちら