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おしゃれな店舗への一歩!内装デザインのポイントと成功事例を紹介

開業にあたり多くのオーナーがこだわりたいのが「おしゃれなデザイン」についてです。これまで、一消費者としてお店に足を運び、感銘を受けた経験があるからこそこだわりたいと思っているはずです。同時に、理想のイメージはあってもどのように形にすればよいのか、進めればよいのか悩まれている方も多いはずです。

加えて、何をおしゃれと感じるかはその人次第です。基準がわかりづらい「おしゃれ」という概念ですが、お客様の視点を無視した途端、独り善がりなお店になってしまうのが難しいところです。

この記事では上記の様な悩みを持つ方に向けて、おしゃれな店舗内装をデザインするための考え方やポイント、併せて参考になる事例も紹介しています。

店舗内装を「おしゃれ」にすることで得られる3つの効果

薄暗いカウンターに複数人のお客で賑わうBAR

はじめに大事なことを書きますが、おしゃれなお店を実現することは非常に難しいです。なぜならば、オーナー一人一人におしゃれのイメージ=理想のお店があるのと同様に、お客様にも理想のお店があるからです。しかもお客様は気まぐれで、時間の経過と共に理想のお店がコロコロ変わってしまいます。一つの店舗として形作るには、それらを集約する作業をしなくてはなりません。

以上のことから、おしゃれなお店を実現するには注意深く、忍耐強く検討を重ねる必要があります。しかし、苦労の先には次に紹介する効果が見込めることを忘れないでください。それらをモチベーションに前向きに店舗内装デザインを検討していきましょう。

・集客力の向上に繋がる

今の時代、お客様が店舗に求めるのは単に商品やサービスだけではありません。お店に訪れそこで買い物をする時間や体験にも価値を感じています。更に、お店で感じた価値はSNSや口コミを通してネットワークでつながっている多くの消費者に共有されます。共有される情報には商品やサービスと共に「内装・外装のデザイン」も含まれており、口コミサイトのレビューに内装や外装の写真を掲載する項目があることからもその重要性がわかります。

店舗内装がおしゃれなお店というのは、それだけ集客の可能性が高まるということであり、オーナーのこだわりに多くの消費者が共感し・魅力を感じた時、爆発的な集客力を生み出すことに繋がります。

・店舗ブランディングを強める

幸か不幸か、おしゃれなお店というものは世に溢れています。今この瞬間にもおしゃれなお店は増えていることでしょう。そのような状況下で単におしゃれなだけでは他のお店に埋もれてしまいます。しかし、他店と差別化が図られたo

店であれば店舗ブランディングを強めることができます。

ブランディングを強める独自性や付加価値の中心は商品やサービスではありますが、それらの持つイメージやメッセージ性を、店舗デザインは視覚的に世界観・雰囲気として表現することができます。オーナーのこだわりをコンセプトに昇華し、内装デザインを商品やサービスと強く関連付けることでブランディングを強固にします。実現できた暁には、共感してくれるお客様=お店のファンを増やすことに繋がっていくことでしょう。

・従業員のモチベーションを高める

従業員にとっての働きやすい店舗とは何でしょうか。コミュニケーションが取りやすかったり、お給料が良かったり、立地が良かったりなど色々ありますが、その中には「お店の雰囲気」も含まれていることが多いです。その理由は働く場においても自己実現を、つまり自身を成長させる・より魅力的にさせることを求めているからです。おしゃれに働きたい、またそのような考えを理解してくれる職場を求める人は近年増加しています。そうした欲求を満たせるお店は従業員のモチベーションを高めることができるという訳です。

お店の雰囲気がおしゃれであれば、従業員の業務への姿勢を前向きにさせ、生産性や定着率の向上、愛着や貢献意識を醸成するなどの好循環を生み出すことに繋がります。

おしゃれな店舗内装をデザインする5つのポイント

家の設計図が書かれた紙に消しゴム付きの鉛筆が転がっている

ここで紹介する5つのポイントは、おしゃれな店舗を目指すうえで欠かせません。オーナーの悩みで多いと思われる「理想のイメージを形にしていく」部分に直結することだからです。

・設計会社を活用する

冒頭記載した通り、何をおしゃれと感じるかは人それぞれです。数いるお客様の考えるおしゃれさを理解し、それをオーナーの考えるおしゃれさと擦り合わせ、デザインに落とし込む作業は非常に労力のかかる作業です。

この非常に労力のかかる作業を日常的に行っているのが設計会社です。設計会社は何よりも「客観性」を大事にしているため、第三者としてオーナーの考えだけでなく、お客様の考えを的確に捉えることに長けています。加えて、デザインの流行り廃りにも敏感で、経験から来る計画性も持ち合わせています。

おしゃれな店舗内装を実現するにあたって、客観的な基準を持つ設計会社の活用は合理的だと言えるのです。

・徹底的にリサーチを行う

この作業の意義は二つあります。一つは理想の店舗イメージを固められること、二つ目は競合との差異を分析できることです。

設計会社を活用する場合、イメージ共有の良し悪しが非常に重要になります。初期の設計段階では断片的な情報を基に形にしていくため、イメージが明確であればある程デザインの精度が高まります。この際、既にある店舗を引き合い出すことが多く、事前にリサーチを行い理想の店舗イメージに近い参考例を持っていると効率的に進められるのです。

同時に、出店予定地の競合リサーチも欠かせません。どのような店舗が、どのようなコンセプトで出店しているのか、競合店と自店舗の比較を進めます。仮に似たようなお店になってしまうと、集客・売上が分散する可能性が高まりますので、念入りなリサーチを心掛けましょう。

・コンセプトを明確に設定する

おしゃれな内装に限らず、独自性や付加価値なども全てはコンセプトが起点になります。コンセプトとは「どのようなお店にしたいのか」という概念を言語化したもので、一般的に「7W2H」に沿って店舗を構成する要素を設定していきます。

商品やサービスとその提供方法、価格帯や立地などの構成要素と、後述する「ターゲット」を横断的に検討することで、店舗の全体像が現実的になり、相応しい内装デザイン=おしゃれさが明確になります。

例えば、比較的価格の高い衣類を販売する店舗を計画するとして、お客様はそのお店に何を求めるでしょうか。びっしりと陳列された商品、価格がわかりやすく表記されたPOP類、しっかりと照らしてくれる蛍光灯がある高級店を想像できますか。極端な例ですが、上記はスーパーに求められるデザインであり、コンセプトが不明確な場合は所陳列方法や販促方法、照明などの部分でマイナスの影響を与えてしまいます。

・ターゲットを明確に設定する

「どのようなお店にしたいのか」という問いに対して必ず設定するのが「ターゲット」です。ここが明確でないと、お店の雰囲気や商品・サービスの提供方法、価格帯など適切なアプローチが定まりません。先程コンセプトと横断的に検討するとしたのは、各要素を詳細に設定するうえで「誰に対して」なのかを明確にするためです。

冒頭に何をおしゃれと感じるかは千差万別と記載しましたが、コンセプトとターゲットを設定することで「おしゃれ」の方向性を具体的に絞り込むことができます。つまり、オーナーのこだわりとお客様の望みを擦り合わせたデザインを検討するうえで欠かせない作業という事です。

・機能性も忘れない

日常でおしゃれだけど使いづらい物はありませんか。これが店舗になると、商品が探し辛い、居心地が悪いなどに代わります。そのようなお店を継続して利用したいと思うでしょうか。多くの方の答えは「ノー」だと思います。

店舗デザインにおいて、忘れてはいけないのが「機能性」です。機能性とは使い勝手の良さのことです。冒頭の例はお客様が感じることですが、従業員からしても、移動しにくい、狭すぎるなどは働き辛さとしてモチベーションを下げる要因となります。

機能性を追求するには、設定したコンセプト・ターゲットから、発生する業務や使用什器などを詳細に設定しなくてはなりません。その結果としてはじめて、レイアウトや動線、席や設備の配置等の計画が立てられ、おしゃれ且つ使い勝手の良い店舗の実現に近づくのです。

 

店舗イメージのまとめ方

白い壁に沢山貼り付けられた紙を男性が眺めている

店舗内装デザインにおけるイメージ共有の重要性は十分ご理解いただけたかと思います。それではここで、理想の店舗イメージを共有する方法をご紹介します。

おそらく、この記事をご覧の方なら「自分のお店は○○なテイストがいい」や「○○のお店を参考にしたい」などお持ちのことでしょう。ここから更に踏み込み「なぜそのテイストがいいのか」「なぜ参考にしたいのか」を言語化していきます。オーナーとしてリサーチをする時、お客様としてお店に足を運ぶ時にぜひ思い出してみてください。

どのようにおしゃれに感じるのか、何に対しておしゃれに感じるかを大切にしましょう。

⑴参考になる事例を探す

既にお持ちの方も多いと思いますが、まずは理想の店舗イメージに近い実際の店舗を探してみましょう。実際に足を運び、見て・聞いて・体験できるなら更に良いですが、写真があるだけでも設計者とのイメージ共有をスムーズにします。

実際のお店はここまで紹介してきたポイントを全てクリアしています。つまり、コンセプトやターゲットを明確に設定したうえでデザインに落とし込んだという事です。オーナーとして、客としてそこで働く・買い物をするイメージを膨らませ、「動線が広く接客しやすそう」「ナチュラルな感じで落ち着く」などお店全体に対して素直に感じたことをメモしておきましょう。この際に、コンセプト・ターゲットを想定しておくことで理想が先行するのを防ぎ、現実的な目線で観察するとことができます。

⑵お店を区切って観察する

お店を形作る構造物には、外装・床・壁・天井・什器・照明などがあります。加えて構造物に多様性をもたらすデザイン要素として、素材・色・明るさ・形などがあります。店舗デザインとはこれら構造物とデザイン要素に統一性を持たせてコンセプトを表現しています。

お店全体に対して感じたことから更に踏み込んで、何がそのように感じさせたのかを考えていきます。魅力的に感じるインテリアならその形や素材はどうか、居心地の良さを感じるなら照明の明るさや壁の色はどうか等々、オーナーがこだわりたい部分を明確にするうえで必要な作業となります。

最終的には全体に対して感じたこと、ポイントごとに感じたことは設計者が整理してくれます。難しく考えずに、自分の店は〇〇だから〇〇の理由で〇〇を参考にしたいと言語化できれば十分に伝わります。

おしゃれな店舗内装の施工事例

まとめ

おしゃれな店舗内装を実現するには、コンセプト・ターゲットの設定に始まり、理想のイメージをまとめることが重要だと説明してきました。店舗内装デザインは正解がないゆえに、そのような指針が非常に大切なのです。また、閉じたコミュニティでデザインを検討すると停滞することが多々あります。そのような場合は、計画性が高く客観的な視点を持つ設計会社を利用するのが合理的です。

当社では各種設計のご相談から、実際の内装工事まで手厚くサポートを実施しております。お困りの際はお気軽にお声掛け下さい。

 

 

監修:大昌工芸編集部

この記事は50年にわたり理想の店舗作りを支えてきた株式会社大昌工芸の編集部が監修しており、お客様の理想の店舗作りを助けるわかりやすく役にたつ記事を目指しています。

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