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カフェオーナー必見!
集客力UPにつながるレイアウトのアイデアとは?

カフェは食事や飲み物を楽しむだけでなく、リラックスしたり、人と交流したりする場所としても利用されています。このことから、お客様からは居心地の良さが求められていることが分かります。
カフェを利用するお客様に快適で居心地の良い空間を提供するためには、効果的なレイアウトが必要不可欠です。特に、客席や厨房のレイアウトは集客数やサービスの質に直結する重要な要素です。
この記事では、カフェのレイアウトに役立つアイデアやポイントに焦点を当て、効果的な環境づくりの方法について紹介しています。

レイアウトを決めるための基本事項を知ろう

カフェのレイアウトを具体的に考える前に知っておきたい基本事項が三つあります。
ここで紹介する基本事項を押さえることで、レイアウトを決める流れ、レイアウトの考え方をざっくり理解できるようになります。
そうなれば、より自店舗に適したレイアウトを決められます。快適で居心地のよいカフェを実現するためにも、ぜひ覚えておきましょう。

レイアウトは厨房と客席のバランスも考える

カフェのレイアウトとは、客席だけでなく厨房やバックヤードを含めたスペースの配分・配置のことを指します。
各スペースがバランスよくレイアウトされていれば、お客様の入店から着席・注文、調理から配膳、お手洗い、会計、食器の回収から収納、清掃まで滞りなく行えます。
ここに素晴らしい商品やメニュー、リラックスできる雰囲気などが加わることで、お客様は居心地のよさを感じ、満足度が向上します。
客席が広くリラックスできる環境だとしても、メニューの提供が遅ければお客様の満足度は下がります。逆もまたしかりです。

厨房と客席の面積比率を知る

では、厨房と客席をバランスよく配分・配置するにはどうすればいいのでしょうか。
ここで、一般的に知られている面積比率を参照します。あくまでも目安ではありますが、居心地のよさを感じやすい数値と言われています。

【カフェの面積比率の目安】

  • 厨房・・・店舗全体の10~30%
  • 客席・・・店舗全体の70~90%

数値に幅があるのはレジやトイレ、休憩室などの配分に加え、後述するコンセプト&ターゲットに左右されるためです。
この面積比率を押さえておくことで、自店舗のバランスはどうか考えられるようになります。

カフェのコンセプト&ターゲットが指針となる

目安となる面積比率が分かったところで、次にそれぞれの面積比率を左右するコンセプトとターゲットについて紹介します。
コンセプトはどのような雰囲気の空間を提供したいのかを明確にしたもので、簡単に言うと『リラックスできる空間』、『ワークスペースとしての空間』といった内容です。
ターゲットはどのようなお客様に来てもらいたいかを明確にしたものです。簡単に言うと『20代の女性』、『40代のビジネスパーソン』といった内容です。
本来のコンセプトはもっと詳細に設定されますが、提供するメニューの質や量、回転率重視なのか、落ち着いた雰囲気重視なのかといった内容を基に、厨房と客席に必要な広さを検討していきます。
指針となるコンセプト&ターゲットが具体的であればあるほど、レイアウトは決めやすくなります。

居心地の良い客席をレイアウトするポイント

カフェにおいて客席は重要な空間です。お客様が快適に過ごせるよう、居心地の良い客席をレイアウトすることが売上向上にもつながります。

コンセプトに適した席数と席タイプにする

客席の面積を算出したら、次はコンセプトに沿って必要な席数と席タイプを決めていきます。
一般的な席数の目安としては、一坪あたり1.5~2席が良いとされています。客席の回転率を高める必要がある場合には増やし、落ち着いた雰囲気を必要とする場合には減らす、といった感じです。いずれにしても、利用者に好まれる席数を確保する必要があります。
また、席タイプも集客や売上げに直結する要素として重要です。一人客向けのカウンター席、二人掛けや四人掛けのテーブル席、グループ向けのソファ席など、カフェの規模や利用客をイメージしながら決めていきましょう。

利用客と利用目的からスペース&寸法を決める

利用客や利用目的によって、必要なスペース&寸法が異なることを覚えておきましょう。
例えば利用客で言えば、ファミリー層が多い場合はベビーカーが通れるぐらいの広い通路が必要です。
利用目的については、食事をメインにする場合は広いテーブルと高くない椅子を設置する必要があります。一方、カフェのように軽食がメインの場合は、テーブルの間隔を狭くして親密な空間を演出することも選択肢に入ります。

効率の良い厨房をレイアウトするポイント

厨房は飲食店の心臓部ともいえる重要な空間です。レイアウトが効率的な厨房は、料理の提供時間短縮、スタッフの作業効率向上、安全確保など、さまざまなメリットをもたらします。

メニューに基づいて作業動線や厨房機器を決める

まずは、提供するメニューに基づいて発生する作業と必要な厨房機器を明確にします。この際、主力商品を軸にすると優先順位がつけやすくなります。
限られたスペースを快適で効率的な環境とするには、この部分をいかに具体化できるかが重要です。コンロ、オーブン、フライヤー、冷蔵庫、冷凍庫など、メニューに必要な調理機器をリストアップします。

提供方法と作業動線に基づいて機器類を配置する

次に、提供方法と作業動線を考慮して厨房機器の配置を検討します。
テイクアウト、デリバリー、イートインなど、提供方法によって必要な動線が異なります。そして、作業動線はというと、調理、盛り付け、提供、回収、洗浄、収納などが該当します。
効率的な厨房レイアウトのポイントとしては、調理、洗い場、盛り付けなど、作業エリアを明確に分けたうえで、詳細を詰めていくことです。このとき、関連する作業や収納のしやすさ、清掃のしやすさも検証すると良いでしょう。

その他に検討すべきこと

お客様とスタッフの動線は重ならないようにする

お客様とスタッフの動線を意識することは、円滑なサービス提供と快適な環境づくりに欠かせません。
例えば、入り口から注文カウンターへスムーズに移動できれば、待ち時間は短縮され、客の満足度を高めます。また、テーブルや席の配置によっては、スタッフの業務効率が向上し、オーダー取りや配膳が円滑に行われます。お客様とスタッフの動線が重ならないようにすることで、混雑時でもスムーズな移動を実現できます。
適切なレイアウト設計はカフェの運営において不可欠であり、顧客満足度と経営効率の向上に直結します。

まとめ

カフェのレイアウトは、お客様の快適性、スタッフの効率性、そしてお店の雰囲気を左右する重要な要素です。
居心地の良い客席をデザインするには、コンセプト、客層、利用目的に合わせた席数と席タイプを選ぶことからはじまり、各種寸法を適切に設定し、動線を確保することが重要です。
また、効率の良い厨房をデザインするには、提供するメニューから必要な機器を選定し、提供方法と作業動線を考慮して機器を配置するようにしましょう。

そして、お客様とスタッフの動線を分けることも忘れてはいけません。スムーズに移動できるような通路幅を確保しましょう。

当社では各種デザイン・設計のご相談から、実際の工事まで手厚くサポートを実施しております。お困りの際はお気軽にお声掛けください。

監修:大昌工芸編集部

この記事は50年にわたり理想の店舗作りを支えてきた株式会社大昌工芸の編集部が監修しており、お客様の理想の店舗作りを助けるわかりやすく役にたつ記事を目指しています。

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