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魅力的な「夏」の売り場へ!脱マンネリを叶える装飾アイデア

夏の店舗ディスプレイ、毎年同じモチーフを並べるだけでよいのだろうかと、どこかもやもやしていませんか?

上司から「マンネリ化している」「もっと工夫が欲しい」と言われたことがある人も多いのではないでしょうか。

そんな悩みを持つ方に向けて、この記事では夏のイベントを整理したうえで、4つのストーリーラインと、五感に訴える演出アイデアをまとめています。

夏のイベントといえば?6月·7月·8月の行事紹介

ディスプレイの基本はイベントに連動させることです。

「○○が必要な時期だ」と感じてもらうことで自然と購買意欲を高め、店に足を運ぶきっかけを作ります。

6月のイベント

【父の日】(6月第3日曜日)

父親に感謝の気持ちを伝える日です。
「母の日」に倣ってアメリカで生まれました。
日本では黄色のバラと共に、ネクタイやお酒などを贈る習慣があります。

【夏越の祓】(630日)

半年の罪や穢れを祓い、残り半年の無病息災を祈願する伝統的な神事です。
大きな茅の輪をくぐる「茅の輪くぐり」が行われ、「水無月」という和菓子を食べます。
2015
年から「夏越ごはん」という新たな行事食が提唱され、お弁当や給食などに取り入れる動きがあります。

【梅雨】

5月末~7月中旬にかけて、曇りや雨の日が多くなる時期のことです。
梅雨前線の移動に合わせて「梅雨入り」「梅雨明け」と判断するため、地域によってその時期が少しずつ異なります。
近年はレイングッズの展開が増えており、売上を大きく伸ばしている企業もあります。

【ジューンブライド】

ヨーロッパには古くから「6月に結婚する花嫁は幸せになれる」という言い伝えがあり、それを日本のブライダル業界が取り入れました。
近年、ブライダル業界は縮小傾向ですが、キャラクターIP業界ではジューンブライドモチーフのグッズを多数発売しています。

7月のイベント

【七夕】(77日)

短冊に願い事を書いて笹の葉に飾り、星に祈りをささげる伝統的な行事です。
中国の行事が奈良時代に伝わったものですが、笹に短冊を飾るのは日本独自の風習です。
各地で七夕祭りが行われ、華やかな飾りで町中を彩ります。

【海の日】(7月第3月曜日)

海の恩恵に感謝する、日本の祝日です。
海に関するレジャーの人気が高まり、各所でイベントが開催されています。
学生の夏休みもこの頃から始まるケースが多いため、夏休み需要を狙ったディスプレイ展開が見られます。

【土用の丑の日】

夏の土用(立秋前の約18日間)にある丑の日のことです。
日付を十二支で割り振る昔の暦の考え方に準拠し、土用の丑の日が2回来ることもあります。
ウナギを筆頭に、名前が「う」から始まる食べ物を食べる習慣があります。

8月のイベント

【山の日】(811日)

2016年に制定された、最も新しい国民の祝日です。
お盆が近く連休を伸ばしやすいため、家族でアウトドアに出かける層が増えたと言われています。
山や森に親しむイベントが各地で開催されています。

【夏休み】

7月下旬から8月末にかけて行われる、学生の長期休暇です。
自由研究・工作・読書感想文などの宿題需要に応える商品や、レジャーアイテムの人気が高まります。

【夏祭り】

花火大会や盆踊りなど、夏のお祭りの総称です。
疫病や災害を鎮め、豊作を願う宗教的儀式が起源であるとされていますが、神仏習合などを経て、さまざまなスタイルの夏祭りが行われるようになりました。
近年ではセパレート着物など、カジュアルに和装を楽しめるアイテムが人気です。

ストーリー性のある夏のディスプレイ

夏のディスプレイはどんな場面で使うのかを連想させることが重要です。

ただ商品やモチーフを並べるだけでなく、利用シーンやライフスタイルを提案することで、お客様の興味関心を高めます。

ここでは4つのストーリーラインを紹介します。

定番:涼を感じる日本の夏

すだれや風鈴を使い、日本の夏の涼み方を模したディスプレイです。

夏らしさをストレートに感じられるため、夏のベーシックデザインとして広く取り入れられています。

定番品や伝統工芸品など日々の暮らしに寄り添ったアイテムと相性が良く、「着飾らない手軽さ」や「日常感」を演出できます。

アウトドア:夏休みのアクティビティ

家族や友人との外出シーンをイメージしたディスプレイです。

帽子、サングラス、サンダルなどのアウトドアアイテムと組み合わせ、レジャーシーンを演出します。

防水性や耐水性に優れた物や、コンパクトで持ち運びがしやすい物など、「持って行きたくなるアイテム」を展開する際に有効です。

機能性が伝わる構成を心がけましょう。

イベント:楽しい夏祭り

提灯やうちわ、金魚など、にぎやかな夏祭りをテーマにしたディスプレイです。

楽しそうな雰囲気は「おもしろそうだ」と思わせ、人々の興味関心を引くことができます。

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そのため、夏祭りで着る浴衣やイベント限定商品といった、「特別感のある商品」に使うと効果的です。

共感:エモーショナルな夏

「記憶に残る夏のワンシーン」を切り取ったディスプレイです。

機能性よりもビジュアルに重きを置いており、どこか切なく、共感性を誘うデザインが人々を惹きつけます。

「共感による購入」はSNSとの相性が良く、商品をシェアしてもらうことで、Webを通してより多くの人に知ってもらうきっかけにもなります。

全身で体験する夏の演出

ストーリー性をさらに深めるなら「体験」させる演出を行いましょう。

ポジティブな印象を持たせることで、商品だけでなく、売り場そのもの、ひいては店の印象までも良く見せることができます。

音で演出する夏の風情

風鈴の音やセミの声、祭囃子など、夏の情景を連想させる音素材で、夏の空気感を作り上げます。

この際、音量は控えめに、BGMのループ時間は23分ほどの長めのものを選びましょう。

ループ時間が短いものは「ループしていること」が気になり、商品に集中できなくなるため避けるのがベターです。

風で感じる涼やかさ

扇風機や小型のサーキュレーターを置き、実際に風を感じさせる冷感スポットも兼ねたディスプレイです。
長時間足を止めてもらいやすく、商品を見てもらう機会が生まれます。

家電量販店では実機を用いた「体験型展示」を行い、実際に試してもらうことで、商品の魅力をより直感的に伝えることができます。

風が流れる方向に吹き流しを取り付け、視覚的に風の強さを伝える手法が広く使われています。

香りで広がる夏の空気感

香りは五感の中でも記憶と結びつきやすく、「エピソード記憶」として残りやすい特徴があります。

そのため、不快感を与えるほどの強い香りは避け、ほのかに感じる程度に調整すると効果的です。

夏におすすめなのは「ミント」「シトラス」「ヒノキ」などの爽やかで開放感のあるものです。
これらは暑さ対策グッズとの相乗効果があり、使用後の爽快なイメージを表現できます。

照明で表現する夏の日差し

夏は1年でもっとも光が強くなる季節です。
太陽光に近い明るさの、白っぽい照明を使うことで、夏の爽やかな雰囲気が出ます。

しかし、そもそも施設の照明がこういった色味である場合が多く、明るい光を当てても雰囲気が出ないというケースも。

その場合は、あえて「影」を作る構成にしてみましょう。

光が強いほど、影はくっきりと濃い色になります。
影を作ることで「強い光が当たっている」ことを表現でき、夏らしいライティングが演出できます。

まとめ

夏のディスプレイはストーリー性が重要です。

ただディスプレイするのではなく、使用シーンをイメージさせることで「自分事」として落とし込み、購買意欲へつなげます。

マンネリ化していると感じた際に、ぜひ挑戦していただきたいディスプレイです。

この記事が、モチーフを並べるだけの演出から一歩踏み出すヒントとなれば幸いです。

◆◇◆

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監修:大昌工芸編集部

この記事は60年にわたり理想の店舗作りを支えてきた株式会社大昌工芸の編集部が監修しており、お客様の理想の店舗作りを助けるわかりやすく役にたつ記事を目指しています。

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