快適な仕事環境への一歩：オフィスリニューアルの基本的なポイント

デジタルシフト、テレワーク、新時代のオフィスへリニューアルしませんか？
オフィスづくりのノウハウを過去の実績と一緒にご紹介します。

まだまだ先行きが見えないコロナ禍。感染症対策として奨励されたテレワークを皮切りに、直接会わずに打合せをする「オンラインミーティング」（リモート会議）など働き方にも新しい環境への移行・変化がにわかに注目を集めています。
これを期に、新年度へ向け心機一転！気持ちを新たにリフレッシュするオフィスリニューアルを計画してみませんか？
今回は最新のワークスペース環境を取り入れた実績を元に、快適なオフィスリニューアルをご紹介します。

1.新時代に働く人のオフィスに求める機能とは？

冒頭でも触れた通り、働き方の新しい環境への移行・変化に伴い、オフィスに求められる機能も変化しました。従来のオフィスでは変化する需要に対応できず、リニューアルを必要とする場合もあります。
そんな中、「よく聞くけど、これってナニ？」　「どういう機能が必要なの？」 といったワードをご説明します。
最近よく聞く「フリーアドレス」という言葉。簡単に言うと従来のオフィスが学校の教室の様にどこに誰が座るかが決められたレイアウトであるのに対し、「フリーアドレス」は決められた机や席はなく、各々が自由な場所で仕事をするシステムのことです。単に机から私物を撤去すればいいだけではなく、それぞれの私物の保管用に大き目のロッカーが必要になる場合もあるため、オフィスの大幅なレイアウト変更やリニューアルの検討が必要になる場合もあります。
次に「オンラインミーティング」について。
これは 「Zoom」や「Google Meet」といったオンラインでの通話を利用した会議のことで、コロナ禍の影響によって直接会うことのないスタイルです。その「オンラインミーティング」を行うには、PCに接続するPCカメラ、マイク等の機材のほか、周りの雑音が会議の邪魔にならない様、あるいは会議の話し声が周りの作業を妨害しないような静かな空間も必要です。従来の大型会議室を必要としない反面、電話ボックス程度のサイズの防音設備設置を検討する企業もあり、これもオフィスリニューアルの際によく要望として伺うようになりました。また途中で通話が途切れないためにインターネット回線も重要なポイントになります。

2.具体的な機能とは？

それではリニューアル時に実装をぜひ検討したい、具体的に必要な機能をご紹介します。
まず、「フリーアドレス」を実施するには、固定席に比べ至る所からインターネットに接続できるポイントが必要になります。無線LAN（Wi-Fi）接続に必要な中継器「アクセスポイント」を用意します。そして無線LAN（Wi-Fi）が通じない、弱くてすぐに接続が切れる、ということにならないよう、弱電設備の計画をしっかりと行います。また、これまでデスクに書類や私物を保管していた企業は、リニューアル時にロッカーや書類保管に関するルールの見直し、保管エリアの確保も検討しましょう。
次に、会議中に他の人が見えて内容漏洩の心配を持たれることもあります。複数人が同じ空間でオンラインミーティングを行うことで“ハウリング”を起こすこともあります。そうならないためには、リニューアルの際にオンラインミーティング用の個室、もしくは防音性能のあるワークブースの設置を検討しましょう。それらが難しい場合は、ブースを区切るローパーティションがあるだけでも会議に集中できるワークスペースが作れます。
そして重要なのが「コンセント計画」です。デスクコンセントやＵＳＢ充電ポート付きテーブル・カウンター等、色々なオフィス什器を用途に応じて選定します。延長コードを延ばさなくともスマートに仕事ができるよう、コンセントを配置します。配線計画は壁内や床下に及ぶことがあるので、これもリニューアルの際にしっかり計画を立てましょう。

3.事例紹介：東京と大阪がモニターでつながるオフィス / スマートオフィスの誕生

オフィスのリニューアル事例として、弊社の施工した事例をご紹介いたします。
そのオフィスは、東京と大阪に拠点があり、打ち合わせの度頻繁に行き来をしていました。そこで、オフィスのリニューアルの際に、「フリーアドレス」の導入で好きな場所で仕事をすることもできるようにしました。
また、部屋全体を見回せるカメラでリアルタイムに互いのオフィスを繋げる「窓（壁面4面マルチモニター）」を設置しました。
これら用意したカメラと「窓（壁面4面マルチモニター）」により、カメラのレンズを通して画面の向こうでフリーアドレスで仕事をしている同僚と直ぐに会話ができる広場的な空間が生まれ、全国を股にかける会社のコミュニケーションが円滑になったのです。
スマートオフィスの誕生です。

4.スマートオフィスに向けて

これから更に加速するデジタルシフト化に対応するオフィスの新様式の一例をご紹介しました。
今回ご紹介したような改装以外にも幅広く手掛けております。
「施工実績」のページにて事例を掲載しておりますので、こちらもご覧になってみて下さい。
そして、「新しい働き方」ができる“スマートオフィス”のインスピレーションが浮かんだら、是非お気軽にご相談下さい。
大昌工芸ではそのインスピレーションを形にしていくお手伝いをしております。

ご相談お待ちしております。