「カウンター」のリニューアルでお店のイメージをUP

2019年12月より発生した新型コロナウイルスは全世界に広がり、人と人との距離が離れて、ソーシャルディスタンスが当たり前となりました。
受付カウンター、人対人の接客にはアクリルパネルなどの飛沫防止対策が機能として必要になっています。
高級店・高級商業施設は、人対人の接客をより大切にする方向に進み「安心」と「安全」を前提に、職種によっては無人化する受付カウンターもあります。
このような世の中の変化に伴い、カウンターのデザインがどの様な変化を遂げたのか具体的な事例を紹介いたします。

1.ローカウンターからハイカウンター

ローカウンターとは、着座して対応するカウンターで比較的長い時間商談したり書き物をすることが多い場合に多用されます。
一般的にカウンターの高さは700mm前後。
ハイカウンターとは、お客様の来客時に立ったまま対応する受付業務など、比較的短時間に使用するのに適したカウンターです。
一般的にカウンターの高さは950mm前後。
コロナ禍による価値観の変化により、ローカウンターからハイカウンターへの交換が昨今注目されています。
間口が狭い店舗でも、ハイカウンターへ交換することで着座スペースをソーシャルスペースへ変更可能。
目線を合わせて、打合時間の短縮を行うことでお互いのストレスを軽減することが理由とされています。

2.インフォメーションカウンターのデザインの変化

インフォメーションカウンターとは、エントランススペースに内線の呼び出し電話や無人受付システムを置くためのカウンターです。
商業施設内の場合は、専用カウンターやインフォメーションデスクを設置して来訪者に対してフロアの案内を行ったり、
問い合わせや質問に応えたりするカウンターです。一般的にカウンターの高さは950mm前後。
昨今、無人受付システムを組み込まれたインフォメーションカウンターが注目されています。
来訪者の受付をモニターで非接触・非対面で行い双方のストレスを軽減します。
待ち受け中はデジタルサイネージとして、企業・商品の配信も可能です。
また、顔認証を行うことでのセキュリティレベルの向上等が理由とされています。

3.レジカウンターのデザインの変化

全国15～69歳の男女50,000人を対象に、新型コロナウイルスの感染拡大前後で普段の生活様式の変化について聞いたところ、
「キャッシュレス決済で支払うことが増えた」が19.4％と最も多くの結果となりました（出典：コロナ禍での支払いやお金の管理に関する調査）。キャッシュレス化はインバウンド対策の面で国が推進していましたが、
新型コロナ感染症の拡大を防止する観点から、キャッシュレス決済の「接触を減らす」面が注目され、キャッシュレス化の追風となっています。
スーパーや飲食店では、「セルフレジ（現金自動精算機）」が促進し従来の支払い方法から大きな変化を遂げ
カウンターのデザインだけでなく、仕様・スペック・レイアウトも大きな過渡期を迎えています。

4.「価値観の変化」とこれから

世の中の変化に伴い、テイクアウト需要の増加、接触を避けた商品の受け渡し、これまでの運営スタイルが
大きく見直されています。

店舗と利用者が互いに衛生管理を徹底している今、新たな「ライフスタイル」・「ビジネススタイル」にカウンターのデザインが寄り添うことで新たな体験価値を提供する事が可能となります。

アルコール噴霧など消毒によって変色・変質しにくい天板や床材等、マテリアルデザイン非接触等による安心安全も必須となってくるでしょう。

弊社では新店や改装を含めた内装デザインの見直し・提案も承っております。
気になった時は是非お気軽にご相談下さい。