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魅力的な「春」の売り場へ!明日から使える店舗ディスプレイ装飾の基本テクニック

春の店舗装飾、何から始めたらいいか迷っていませんか?

「春と言えば桜とピンク」というイメージはあるけれど、花が散ったとたんに季節外れ感があるし、他店舗との差別化も難しい。
そんな悩みを抱えているディスプレイ担当者も多いのではないでしょうか。

春に使えるモチーフはたくさんあります。
また、月ごとのイベントに合わせて装飾を変えることで、お客様にまた来たいと思ってもらえる店舗づくりができます。

この記事では、春のイベントカレンダーから、使えるモチーフやアイテム、音や香りを使った全身で楽しむ演出テクニックまでご紹介!
春のディスプレイの基本が分かるコラムです。

春のイベントといえば?3月~5月の行事紹介

春のディスプレイを考える際、軸となるのが春のイベントです。
イベントに合わせて装飾を変えることで「変化」をもたらし、お客様を飽きさせず、定期的に通いたくなる店舗にできます。

そのためには、「どの」イベントが「いつ」あるのかを把握しておく必要があります。
この章では、春の代表的なイベントや行事を、簡単な解説を交えてご紹介します。

3月のイベント

【ひな祭り】(3/3
女の子の健やかな成長と幸せを願う行事です。桃の節句とも呼ばれます。
ひな人形や桃の花など、華やかな縁起物を飾る、日本の伝統行事です。
時代に合わせて変化しており、近年ではフォトジェニックなものが好まれています。

【ホワイトデー】(3/14
バレンタインデーのお返しに、お菓子やギフトを贈る日本発祥の習慣です。
日本には「贈り物をもらったら返す」文化があったため、自然と根付き発展したのではないかと言われています。

【春分の日】(3/20または3/21
昼と夜の長さがほぼ等しくなる日で、国民の祝日に定められています。
春のお彼岸の中日であるため、お墓参りや仏壇掃除を行うご家庭も多い日です。
ぼたもちを供える習慣があったことから、春分の日にぼたもちを食べる習慣ができました。

【卒業式】(3月中)
別れと旅立ちの季節を象徴するイベントです。
「思い出需要」と呼ばれる、個人の体験や感情を、形あるものとして残したいというニーズがあります。
SNS
上の友人に匿名でギフトが贈れる、「デジタルギフト」も人気です。

【お花見】(3月~4月)
桜を眺めながら宴会を開く、日本の春を代表する伝統行事です。
桜の満開記録は約1200年分確認されており、古くから日本人に愛された花であることがうかがえます。

4月のイベント

【エイプリルフール】(4/1
その日1日は嘘をついてもいい日とされている、一風変わったイベントです。
SNS
が発展していく中で急速に広まり、2010年頃から企業の公式アカウントがユニークな投稿をするようになりました。
たった1日ですが注目度が高く、多くの企業が力を入れたマーケティングを行います。

【イースター】(3月下旬~4月上旬)
キリスト教における復活祭で、イエス·キリストの復活を祝う行事です。
「春分の日以降、最初の満月の次の日曜日」と定められており、毎年日付が変わります。
春の訪れと生命の誕生を祝う意味もあり、卵とうさぎがシンボルとして親しまれています。
日本ではあまり浸透していませんが、キャラクターIPを扱う企業を中心に、新しいの表現方法として受け入れられつつあります。

【入学式·入社式】(4月上旬)
門出をお祝いし、迎え入れる式典です。
新生活の始まりを象徴する行事で、希望や成長のスタートとして位置づけられています。
環境が大きく変わるタイミングで、家電や文房具、生活雑貨などの需要が高まります。

【昭和の日】(4/29
昭和天皇のご生誕日に由来する国民の祝日です。ゴールデンウィークの初日でもあります。
時代が平成へと変わった際、昭和の天皇誕生日は平日になるはずでしたが、当時すでにゴールデンウィークが定着していたため、祝日として残す方向で法改正が行われました。
レジャーや旅行を意識したアイテムが店頭に並び始めます。

5月のイベント

【みどりの日】(5/4
自然に親しみ、その恵みに感謝する国民の祝日です。
以前は429日をみどりの日と呼んでいましたが、法改正とともに54日へと移動しました。
その影響か、今でも429日を境に新緑の装飾へ移行する店舗が多い印象です。

【子どもの日】(5/5
子どもの健やかな成長と幸せを願う日で、国民の祝日です。
本来、端午の節句とはまったく別の行事でしたが、日本ではどちらも新暦の55日に祝うことから習合され、同じ意味を持つようになりました。
こいのぼりや五月人形を飾り、柏もちを食べて祝います。

【母の日】(5月第2日曜日)

母親に感謝の気持ちを伝える日です。
アメリカ発祥の行事で、日本では赤いカーネーションを贈る習慣が定着しています。
新卒の社会人は時期的に初任給の支給と重なるので、初任給でプレゼントを贈るタイミングとして、母の日が選ばれることが多いです。

春を表すモチーフ·アイテム

春のディスプレイを作るとき、「桜以外に何を飾ればいいの?」と迷う方は多いです。

春らしさは桜以外でも表現できますここでは、春のモチーフとディスプレイに使える、おすすめアイテムを紹介します。

春のモチーフ

【花·植物】
桜、チューリップ、ミモザ、タンポポ、ライラック、ネモフィラ、若葉など

桜を筆頭に、春を表す花や植物は数多く存在します。
近年では桜を使わない、ミモザの鮮やかな黄色や、ネモフィラの優しい青をメインにしたディスプレイが人気です。

【生き物】
蝶、てんとう虫、みつばち、うさぎ、うぐいす、めじろ、赤ちゃん動物など

生き物のディスプレイは動きと生命力を加え、生き生きとした印象を与えてくれます。
デフォルメされた、かわいらしい見た目のものが好まれる傾向にあります。

【食べ物】
桜もち、3色団子、いちご、たけのこ、菜の花、ふきのとう、そら豆など

春の訪れを感じる食べ物です。
食品をそのまま使うのは難しいので、食品サンプルや、その柄の布を使うなどしてディスプレイに取り入れます。

【宝石】
3アクアマリン、アイオライト
4ダイヤモンド、モルガナイト
5エメエラルド

春の誕生石です。さまざまな色味のイミテーション品があり、売場に華を与えてくれます。
宝石そのものだけでなく、これらにちなんだカラーも活用できます。

春に使えるディスプレイアイテム

【フェイクグリーン】
春と植物の相性は抜群です。春の花を模した造花や、生き生きとしたグリーンを飾ることで春らしさを演出できます。

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葉の色が濃いものや、白味が強すぎるものは、冬のイメージになるので注意が必要です。

【和の小物】
ひな祭りや端午の節句では、ちりめん細工、折り紙、犬張子、手毬といった、子どもの玩具がディスプレイとして活躍します。

竹細工や、シンプルなデザインの工芸品を用いれば、大人っぽくモダンな印象にできます。

【白い陶器·ラタンのバスケット】
春のディスプレイには、軽やかな印象の素材がよく合います。
「光」や「抜け感」を適度に感じる、白い陶器やラタンのバスケットがおすすめです。

春のモチーフは淡く明るい色が多いため、白やナチュラルブラウンとの相性が良く、まとまりのあるディスプレイが可能です。

【フロストガラス(くもりガラス)·色ガラス】
春のディスプレイでは透明感を抑えたものがよく合います。
クリアガラスは少し無機質かつシャープに見え、ぬくもりを表したい春の演出とはズレが生じやすいので、注意が必要です。

全身で感じる春の演出テクニック

春のモチーフと、それに合うものを並べるだけがディスプレイではありません。
売場の雰囲気そのものを春めかしくすることで、より効果的な春のディスプレイを作ることが可能です。

ぬくもりを添える春の照明

春のあたたかく柔らかな日差しを照明で表現するには、「色温度」と「光の質」に注目します。

色温度とは光の色を数値化したものです。
これが低いほどオレンジがかった、あたたかみのある色合いを帯びます。

また、光を拡散させるタイプの照明を使うことで、空間全体を柔らかく照らすことができます。

照明の基本はこちらの記事をご覧ください↓

【最新版】内装デザインのプロ直伝!失敗しない店舗照明の選び方と基礎知識

 

ひと目で分かる春の色彩

春の色は「明度が高く、彩度が控えめなパステルカラー」が基本です。
「薄桜色」や「曙色」など、日本の伝統色がイメージしやすいでしょう。

また、春はナチュラルな配色が好まれる傾向があるため、実在するものと同じ色の組み合わせを選ぶのがコツです。

【例】
ピンク×ブラウン=桜の木
イエロー×グリーン=ミモザ·菜の花
グリーン×ホワイト=スズラン·柏もち

色数を増やす場合は、明度や彩度が近い色を選ぶと統一感が出ます。
黒やアクセントカラーの多用は避け、軽やかな配色を心がけましょう。

音と香りで演出する春の雰囲気

視覚だけでなく、聴覚と嗅覚にも訴えることで、より印象的な春の空間をつくることができます。

【春の音】
春は明るく軽やかな音楽が似合います。
ピアノやアコースティックギターでアレンジされたものや、ジャズ、ボサノバ調の曲がおすすめです。

鳥のさえずりや川のせせらぎといった自然音も効果的です。
フロア全体に流すのではなく、売場に近づいたら聞こえる程度の音量にすると雰囲気が出ます。

【春の香り】
香りは記憶と強く結びつく感覚と言われています。
心地よい香りのする店舗は、お客様の記憶に残りやすく、また来たいと思ってもらえます。

独特な香りは避け、「桜」「ミモザ」「シトラス」「ホワイトティー」など、万人受けしそうなものを選びましょう。

ポイントは弱くて良い香りです。
強い香りは逆効果になるため、「気づかない人もいる」くらいの調整が最適です。

まとめ

日本では桜のイメージが強いため、「春はとりあえず桜」になりがちです。
ですが、月ごとの行事や草花を意識し、モチーフや色の組み合わせを変えることで、その時々の「春」を表現することができるのです。

さらに照明や音楽、香りなども駆使すれば、お客様の記憶に残る店舗を作ることができます。

多彩な春の表現を取り入れ、豊かな春のディスプレイを作っていきましょう。

◆◇◆

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監修:大昌工芸編集部

この記事は60年にわたり理想の店舗作りを支えてきた株式会社大昌工芸の編集部が監修しており、お客様の理想の店舗作りを助けるわかりやすく役にたつ記事を目指しています。

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