メタバースの時代は来るのか?
デジタル化から分かる新しい展示会への対策を解説
新型コロナウイルスの感染拡大により、イベントや催事等は非対面での対応を今後も拡大していくと思われます。
その中で仮想空間(メタバース)の市場が一層拡大し、従来型の対面型イベントから仮想空間でのイベントに変化していく可能性も増えてきました。今後どのように対応し、ビジネスと繋げて行くか考えなければなりません。
これからも現実世界でのイベントが無くなる事はないでしょう。
しかし今後は、現実世界のイベントとメタバース(仮想空間)でのイベントの複合型イベント(ハイブリッド型展示会)について考えていく時代が来るのではないでしょうか。
そんな新たな時代をイメージしながら読んでみてください!
目次
1.現実世界をオンライン上で再現する仮想空間(メタバース)とは?
メタバースとはインターネット上の仮想空間でアバターと呼ばれる自分の分身を使用し、仮想空間内で現実世界と同じような体験ができる世界です。今後、4~5年後にはこの分野の利用者は世界人口の4分の1くらいに拡大すると予想されています。ところで、メタバースとVRとの違いは皆さんご存じでしょうか?
簡単に説明すると、メタバースと今までのVRとの大きな違いは、VRは一つの目的のための空間であり、オフラインでも運用可能な空間でした。
メタバースは多目的な交流を目的に作られた空間であり、そのため従来型のVRサービスと違いインターネットを活用することで、複数人との交流をすることを目的にする空間を作ることが出来ます。例えばメタバース(仮想空間)内でイベントの主催や仮想店舗の出店、逆に観客や顧客として参加することで、様々な体験ができるようになり、今後若い世代は今のSNS感覚での利用が世界的に増えるでしょう。
2.メタバースのメリットとは?
・コスト削減
各地で開催していたイベントがメタバース(仮想空間)上で開催できるため、人件費や物流費の削減が期待できます。
・バーチャルイベント
メタバース(仮想空間)上に、イベント会場を用意することで、そのイベントへの参加がしやすい環境を用意できます。また、発想次第で空間を自由に考えることができるのでイベント利用がしやすくなります。さらに、メタバース(仮想空間)での表現になるので、現場廃棄物の発生も抑えられると考えます。
・コミュニケーションツール
アバターを通じて世界中の人とコミュニケーションを取ることが可能になります。
・バーチャルオフィス
新型コロナウイルスが流行しテレワークが推奨されるようになってからは、バーチャルオフィスとしても利用されるようになり、在宅しながら空間を共有できる為、現在の環境よりもさらにコミュニケーションが取りやすいなどのメリットがあります。
3.メタバースのデメリットとは?
・現実世界のイベント案件の減少
メタバース(仮想空間)でのイベントが増え、現実世界の一部のイベントでは需要がなくなる業界も増える可能性があります。
・企画会社との関係が重要
今後、メタバースを運営できる企業との関係が、現実世界のイベントにも影響してくる可能性があります。
・現実世界でのコミュニケーションの減少 現在では、オンライン上でコミュニケーションをとる事は珍しくありません。
ただ、そのような時間が長くなるほど、現実世界でのコミュニケーションが希薄になり注意が必要です。
4.イベントや店舗もバーチャル社会に変わる世界への対応
メタバース環境が今後イベントや催事等の世界が拡大した時、現在のイベント産業はどのように対応していくのか・・・?
これからも現実世界でのイベントや催事がなくなることは考えにくいですが、現実世界と仮想現実の組合せの新しいタイプのイベント(ハイブリッド型展示会)産業が増え、メタバースを運営する企業がイベントを開催する企業にどのように企画を提案していくか、という点が重要になります。
そしてこれまで経験してきた現実世界のイベントをいかに仮想現実のイベントと結び付け新しい形のイベントを提案して行くかが重要になる世界が来るかもしれません。
5.近い未来にメタバースが当たり前になる世界へ
近い将来、バーチャルイベントやバーチャル展示会などメタバース(仮想空間)での活動がますます増えていくと思われ、現実世界と仮想世界を、いかに結びつけた提案をできるかが今後重要になってくるかと思われます。
例えば、我が社であればこれまでのノウハウを活かしメタバース(仮想空間内)に店舗やイベントコーナーを企画しそれをもとに、お客様の意見を現実世界の店舗やイベントに反映させていくような環境ができるかもしれません。
メタバースがさらに普及すれば、これまでの生活を一変する変化がやってくるでしょう。急速な広がりが予想され、様々な可能性を秘めているメタバースの動向にこれからも注視していきます。
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