店舗デザイン・店舗設計専門サイト:HOME

美容室のイメージにマッチする理想的な床材とは?

美容室の内装デザインにおいては、お店に合う床材を選ぶことがポイントとなります。美容室が提供するサービスの性質を踏まえると、床材には耐久性やメンテナンス性が求められます。また、美容室のコンセプトやデザインに合わせて床材を選ぶことで、お店の雰囲気を一層引き立てることも可能です。
本記事では、美容室の床材を選ぶ際のポイントについて解説しています。さらに、美容室で採用されることの多い床材や、床材を長く使い続けるためのメンテナンスについても触れています。
美容室オーナーや開業予定者の方々にとって床材選びの参考になれば幸いです。

美容室の床材を選ぶ際のポイント

床はお客様とスタッフが直に触れる部分であるため、清潔感や滑りにくさ、耐久性など、さまざまな要素が求められます。美容室の床材を選ぶ際には以下のポイントを押さえておきましょう。

耐久性や耐薬品性などの性能を確認すること

美容室ではカラー剤やパーマ剤などの薬品が使用されるため、薬品に強い床材を選ぶことが大切です。また、美容師やお客様が直に触れる場所であるため、耐久性に優れた床材を選びましょう。

施工性やメンテナンス性を確認すること

美容室の床は定期的にメンテナンスを行う必要があるため、施工性やメンテナンス性も重要なポイントです。施工性が高い床材であれば、工事期間を短縮できるため工事費を抑えることができます。また、メンテナンス性の高い床材であれば、清掃や修繕の手間や費用を抑えることができます。

内装デザインに合う意匠性であること

美容室の床材は内装を構成する要素のひとつです。壁や天井、什器や装飾など、全体のデザインに合った意匠性の高い床材を選ぶことが重要となります。

美容室の床材を選ぶ際には、耐久性や耐薬品性などの性能、施工性やメンテナンス性、内装デザインに合う意匠性などのポイントを押さえておきましょう。これらのポイントを踏まえて、美容室のコンセプトに合った床材を選びましょう。

美容室で主に採用される床材の種類

美容室では以下の床材が主に採用されています。

塩ビタイル

塩ビタイルはポリ塩化ビニルを原料とした床材です。汚れや傷に強く、メンテナンスがしやすいのが特徴です。また、さまざまな色や柄の中から選べるため、どのような内装デザインにも合わせることができます。

長尺シート

長尺シートもポリ塩化ビニルを原料とした床材です。塩ビタイルと同様に汚れや傷に強く、メンテナンスがしやすいのが特徴です。また、1枚の長さがあるため施工が簡単で、コストを抑えることができます。

磁器タイル

磁器タイルは、石英や長石、粘土などを原料とした床材です。耐久性や耐薬品性に優れており、水や汚れに強いのが特徴です。また、さまざまな色や風合いの中から選べるため、どのような内装デザインにも合わせることができます。

モルタル

モルタルは、セメント、砂、水を混ぜ合わせて作られた床材です。無機質な雰囲気が魅力で、さまざまな色や風合いに仕上げることができます。また、耐久性や耐薬品性に優れており、水や汚れに強いのが特徴です。

美容室では上記にように、塩ビタイル、長尺シート、磁器タイル、モルタルの4つの床材が主に採用されています。それぞれの床材にはメリットとデメリットがあるため、予算やコンセプト、機能性などを考慮して、最適な床材を選ぶことが大切です。

美容室において床材を長く使い続けるには

床材を長く使い続けるために以下のポイントを押さえておきましょう。

薬剤の汚れをこまめに掃除する

美容室ではカラー剤やパーマ剤などの薬品が使用されます。これらの薬品は床材を傷つけたり変色させたりする可能性があります。そのため、薬剤の汚れをこまめに掃除して、床材を保護することが大切です。

入り口に玄関マットを置く

お客様の靴や服についた汚れを床に落とさないように、入り口に玄関マットを置きましょう。玄関マットを置くことで床材への汚れの付着を防ぐことができます。

場所に応じて床材を使い分ける

美容室の床は、施術スペース、待合スペース、洗面スペースなど、さまざまなスペースで構成されています。それぞれの場所の用途や特徴に合わせて床材を使い分けましょう。
例えば施術スペースでは、汚れや傷に強い床材を選ぶと良いでしょう。待合スペースでは、滑りにくく、温かみのある床材を選ぶと良いでしょう。洗面スペースでは、水や薬品に強い床材を選ぶと良いでしょう。

定期的なメンテナンスを行う

床材を定期的にメンテナンスすることで長く美しい状態を保つことができます。メンテナンスの内容は床材の種類によって異なります。
例えば塩ビタイルや長尺シートは、水拭きやワックス掛けなどの簡単なメンテナンスで十分です。磁器タイルやモルタルは、定期的にワックス掛けやコーティングを行うことで、保護することができます。

美容室の床材を長く使い続けるためには、薬剤の汚れをこまめに掃除し、入り口に玄関マットを置き、場所に応じて床材を使い分け、定期的なメンテナンスを行うことが大切です。これらのポイントを押さえて、美容室の床材を長く清潔に保つようにしましょう。

まとめ

美容室の床材を選ぶ際のポイントについてご紹介してきました。美容室のデザインにおいては、カット台やシャンプー台の位置や動線を考えることと同じぐらい、床材の選択も重要といえます。

まず、床材は清掃性が高いものを選ぶことが大切です。美容室ではカラーリングやパーマ液などの薬液が床に飛び散ることがありますので、簡単に拭き取れる素材が望まれます。
また、耐久性も重要なポイントです。美容室では人の出入りが多く、床には髪の毛や汚れが付着しやすく、摩耗が起こりやすい環境です。耐久性の高い床材を選ぶことで、長く美しい状態を保つことができます。

美容室で主に採用される床材の種類には、塩ビタイル、長尺シート、磁器タイル、モルタルがあります。それぞれの素材にはメリットとデメリットがありますので、美容室のコンセプトやデザインに合わせて選ぶことが重要です。

美容室において床材を長く使い続けるためには、適切なメンテナンスが重要です。日常的な掃除や清掃はもちろん、定期的なメンテナンスも行うことで床材の寿命を延ばすことができます。
また、床の傷や汚れを防ぐためにマットやカーペットを敷くなどの対策も有効です。美容室の床は頻繁に使用されるため、定期的なメンテナンスや対策を行うことで美しい状態を保つことができます。

当社では各種デザイン/設計のご相談から、実際の工事まで手厚くサポートを実施しております。お困りの際はお気軽にお声掛け下さい。

監修:大昌工芸編集部

この記事は50年にわたり理想の店舗作りを支えてきた株式会社大昌工芸の編集部が監修しており、お客様の理想の店舗作りを助けるわかりやすく役にたつ記事を目指しています。

店舗設計や店舗内装に関するご相談はこちら

TAISHO design activity
~ステキな空間、一緒に作りませんか?~

ニューノーマル時代のワークプレイスの提案を致します。

                                           無料ダウンロード

TAISHO design activity
~ステキな空間、一緒に作りませんか?~

ニューノーマル時代のワークプレイスの提案を致します。

人気の記事

  1. 魅力的な空間演出は光や映像で実現

  2. 店舗改装工事で売上UPに
    繋がるポイントとは!

  3. 照明計画により商品をより良く
    見せ、快適な空間を演出する

  4. 集客のための「演出」とは

参考になる施工例

サービス案内

                       

無料ダウンロード

お問い合わせ

お問い合わせ・お見積り・
設計のご相談等、
何でもお気軽にご相談ください。

082-299-0920

受付時間:月曜〜金曜 9:00−18:00

×