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夏のテラス席におすすめの暑さ対策6選!安全で快適な空間づくりのポイントも解説

テラス席は、開放的な雰囲気や自然の風景を楽しめることから、非常に人気のある客席です。しかし、暑さが厳しい時期は適切な暑さ対策が欠かせません。お客様に快適な環境を提供するためにも、さまざまな対策を検討しておきましょう。
この記事では、夏のテラス席の魅力を最大限に引き出すための取り組みやアイデアについて紹介しています。

夏のテラス席でしか味わえない魅力

天候や気温の影響をもろに受けてしまうテラス席は、年中人気という訳ではありません。特に、暑さや寒さが気になる夏と冬は顕著で、テラス席が全く稼働しないといったこともあります。
しかし、夏のテラス席でしか味わえない魅力があるのも事実で、ビヤガーデンやBBQ場、カフェのテラス席に人が集まるのがその証拠です。適切な暑さ対策を講じることで、夏であっても魅力的なテラス席を実現できます。
ここでは、夏のテラス席の魅力を二つ紹介します。

夏の爽やかな風や日差しを感じられる

テラス席の魅力は、開放感あふれる雰囲気の中で食事を楽しめる点です。夏はさらに、爽やかな風や日差し、活気がテラス席を魅力的な客席にします。
心が開放的になる時期に、日々の疲れを忘れ、リフレッシュできる空間を提供することで、顧客満足度の向上にもつながります。

夏ならではのメニュー・サービスを楽しめる

夏の爽やかな風や日差し、活気に加えて、夏ならではのメニューやサービスがあれば、テラス席の価値はさらに高まることでしょう。
季節限定のメニューやサービスは、それだけでお客様の興味を引き、来店を促す要素です。それを開放的な空間と併せて提供することは、お客様にとって貴重な体験となるでしょう。

夏のテラス席は開放的な空間で風や自然を感じられるだけでなく、夏ならではのメニューやサービスを楽しめます。

夏のテラス席に暑さ対策が必須の理由

近年、夏にテラス席を稼働させるレストランやカフェが増えています。しかし、夏のテラス席は暑さ対策が必須です。なぜなら、暑さ対策が不十分だとお客様が熱中症になる危険性があるからです。
夏は気温・湿度ともに高くなります。テラス席の場所によっては、日差しが強く熱中症のリスクが高くなります。

夏のテラス席におすすめの暑さ対策6

夏のテラス席は、直射日光や熱気によって非常に暑く不快な空間になることもあります。
ここでは、夏のテラス席におすすめの暑さ対策を6つご紹介します。

屋外用エアコン

屋外用エアコンは屋内用と同じく、熱交換器を用いて冷たい空気をつくり出します。後述の冷風機やミストファンとは異なる仕組みです。
特徴として、屋外用エアコンは空気自体を冷やす効果があるため、後述の冷風機よりも冷却能力は高いと言われています。電源さえあれば、配管工事や設置工事が必要ないという部分も魅力的です。

冷風機

冷風機は水が蒸発する際の気化熱を利用して涼しい風をつくり出します。
屋外用エアコンと同様に工事の必要がなく、設置・移動が簡単という特徴があります。おまけに、消費電力がかからないため、環境にも財布にも優しいと言われています。
冷却能力は劣りますが、冷えすぎることがないため、ゆったりとした時間を過ごす飲食店には適しています。

ミストファン

ミストファンは、水滴を含んだ微細な霧を噴射することで涼しい風を送り出します。屋外エアコンや冷風機と同様に、電源があれば工事の必要性がありません。
ミストを送風機によって送り出す仕組み上、冷風機よりも涼感を得られやすく、乾燥対策にも効果的です。

オーニング

オーニングは、お店の軒先やテラスに設置する可動式のテントを指します。日差しを遮り、日陰をつくることで、暑さ対策、熱中症対策、紫外線対策としても効果を発揮します。
軽量で取り付けやすいうえ、さまざまなデザインや色の製品が販売されているため、お店の装飾物としても人気があります。

パラソル

パラソルは、自立型かつ大型の日傘を指します。日よけ・雨よけとしての利用はもちろんのこと、おしゃれな雰囲気をつくり出すという点でも優れています。
オーニングとは異なり、テーブルごとに設置して使用します。大きさや形状もさまざまで、デザインも豊富なため、テラス席の雰囲気に応じて設置できます。

ビニールカーテン

ビニールカーテンは、軟質ビニールを素材とした透明のカーテンを指します。店舗以外にも、工場や倉庫などの多くの場所で採用されており、幅広い用途で対応できます。
風よけや雨よけとしての利用はもちろん、防寒、防犯など、機能性に優れている点が魅力的です。また、熱遮断の効果が高いため、屋内から送る冷暖房の空気を逃がしません。

その他に検討すべき対策

夏のテラス席はお客様に特別な体験を提供できる一方、営業者側が配慮すべき点も多くあります。快適な空間を提供するためには、暑さ対策だけでなく、近隣とのトラブル対策、天候対策、虫よけ対策、熱中症対策を検討しておくことが重要です。

近隣とのトラブル対策

そもそもテラス席を設置する条件として、「近隣の快適な生活を阻害してはならない」という前提があります。テラス席から発生する音や臭いなどによって、近隣住民や店舗に迷惑をかけてはいけません。
トラブルを避けるためには、事前の周知により理解を得ることが重要です。また、テラス席の利用時間やルールを明確に定め、徹底する必要があります。

天候対策

夏は天候が急変しやすい季節です。突風や豪雨などによってお客様が危険にさらされる可能性があります。急な天候の変化に対応できるように、事前に策を講じておきましょう。
例えば、突風対策としてはパラソルやテントをしっかりと固定することが一般的です。その他にも、備品を移動・保管する場所を確保し、テラス席の利用を中止する基準を決めておくのもよいでしょう。

虫よけ対策

屋外という環境かつ夏という時期柄、蚊やハエなどの害虫対策はより力を入れる必要があります。飲食店における虫の存在は、衛生的にも印象的にも最悪といえるからです。
テラス席は常に清潔であることが求められるため、こまめな清掃しましょう。また、虫を引き寄せる原因となる、廃棄物、段ボール、水たまりは早めに処理、除去しましょう。飲食店向けの防虫忌避剤も効果的です。

熱中症の予防と緊急時の対応

夏のテラス席では、お客様やスタッフが熱中症になる可能性があります。予防策をはじめ、なってしまった場合の対応を事前に検討しておくことが非常に重要です。
テラス席を稼働させるかどうかは、熱中症警戒アラートなどの情報をもとに判断するのがいいでしょう。また、お客様やスタッフが熱中症になった場合に備えて、応急処置マニュアルを作成し、スタッフに周知徹底する必要があります。

夏のテラス席にはさまざまな課題があります。これらの課題を事前に把握し、適切な対策を講じることで、お客様に安全で快適な空間を提供できます。

まとめ

夏のテラス席における暑さ対策についてご紹介しました。お客様に快適な食事体験を提供するためには、絶対に欠かせない事項といえます。暑さ対策をしっかりと考え、快適なテラス席を提供することで、食事やイベントがさらに楽しいものになるでしょう。

当社では各種デザイン・設計のご相談から、実際の工事まで手厚くサポートを実施しております。お困りの際はお気軽にお声掛けください。

監修:大昌工芸編集部

この記事は50年にわたり理想の店舗作りを支えてきた株式会社大昌工芸の編集部が監修しており、お客様の理想の店舗作りを助けるわかりやすく役にたつ記事を目指しています。

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