店舗デザイン・店舗設計専門サイト:HOME

小さい店舗のデザイン&レイアウトのポイントとは?

近年、資金を抑えつつ少人数のスタッフで開業できる狭小店舗への注目が集まっています。同時に、実際に開業の準備を進めていくと、レイアウトやデザインが大きな壁となる、という話も多く聞きます。
小さくてもしっかりと売上を上げて人気店となっているお店は、その点をどのように解決していったのでしょうか?
この記事では、小さい店舗のメリットを確認した後、デザイン、レイアウトのポイントや注意点について説明していきます。

小さい店舗はどれぐらいの広さ?

一般的には15坪以下のお店を「小さい店舗」と呼びます。
後述するメリットもあり、近年は人気が高まっています。しかし、レイアウトやデザインがしっかりと練られていない場合、居心地が悪い、圧迫感がある、といった印象をお客様に与えかねない店舗です。
そのため、小さい店舗ならではの様々な工夫が必要になります。

小さい店舗のメリット

大きな店舗にはない、小さな店舗だからこそあるメリットを4つ解説します。

開業・運転資金を抑えられる

小さな店舗は物件取得費や内装工事費などの初期費用を抑えることができます。開業資金の中でも大きな割合を占める費用を抑えられる点は非常に魅力的です。
また、賃料や光熱費、人件費などのランニングコストも抑えることができるため、開業資金や運転資金を抑えて開業・出店したい方にとって最適といえます

ワンオペで開業・営業可能

小さな店舗であればスタッフを雇わずに、ワンオペで開業・営業することも可能です。当然、業態やコンセプトによって異なりますが、リスクを最小限に抑えられる選択肢といえます。
人件費を抑えられるだけでなく自分のペースで営業できる点が人気です。

お店の世界観をつくりやすい

限られた空間だからこそコンセプトに合わせた世界観をつくりやすいというメリットがあります。こだわりのインテリアや商品でお客様に特別な体験を提供しやすくなります。

アットホームな雰囲気を演出できる

小さな店舗はお客様との距離が近いため、アットホームな雰囲気を演出することができます。スタッフとお客様のコミュニケーションも活発になり、リピーターを獲得しやすくなります。

小さい店舗をデザインする際のポイント

ここでは、小さい店舗をデザインする際の4つのポイントについて解説します。

コンセプト&ターゲットに合う内装にする

店舗の大きさに関係なく、競合店舗との差別化は重要なことです。小さい店舗は世界観をつくりやすい分、明確な店舗コンセプトとそれに基づく内装をデザインできれば、より個性が際立つようになります。
スペースの関係上、多くの要素を詰め込むと特徴がわかりづらくなってしまいます。店舗コンセプトから伝えたいこと、感じてほしいことに優先順位をつけ、それを表現できるように内装をデザインしていきます。

圧迫感をなくして居心地をよくする

小さな店舗はお客様に圧迫感を与えやすいと言われています。これを解消しない場合、退店が早まる、リピートされない、といった問題に繋がってしまいます。そのため、圧迫感を与えないように空間を広く見せる工夫が重要になります。
具体的には、配色、什器、照明などでの工夫が効果的です。例えば配色でいうと、白やベージュといった明るい色を床・壁・天井に使用すると空間が広く見えます。他にも、間接照明やダウンライトを使用したり、低めの什器を使用したりすることで、空間をスッキリとさせます。

小さい店舗のデザインにおける注意点

ここでは小さい店舗のデザインにおける4つの注意点について解説します。

お客様とスタッフの動線を意識する

小さい店舗のデザインを考える際には、スタッフとお客様の動線に注意しましょう。
まず動線とは、店内での移動経路のことです。物販店を例にした場合、効率的なスタッフの動線があれば、商品補充や清掃などの作業がスムーズに行え、お客様へのサービスが迅速になります。また、お客様の動線が良いと、商品が見つけやすくなり、ストレスなく買い物を楽しむことができます。
店内が混雑していても動線が明確であれば、スタッフが作業を妨げられずに済み、お客様もスムーズに移動できます。このように、スタッフとお客様の動線を工夫することで、店舗全体の運営効率と顧客満足度が向上します。

入り口の入りやすさを検証する

小さい店舗のデザインを考える際には、入り口が入りやすいか注意しましょう。
まず、入り口はお客様が最初に接する場所であり、第一印象を左右します。入り口が狭かったり、分かりにくかったりすると、お客様は入りにくさを感じてしまい、店内に入るのを躊躇する可能性があります。小さい店舗はこの問題が顕著に表れます。
明るい照明やわかりやすい看板を設置し、入り口を広く開放的にすることで、より多くのお客様が気軽に入店できるようになります。このように、入り口の使いやすさを工夫することで、来店客数の増加と顧客満足度の向上が期待できます。

過度な装飾やディスプレイを避ける

小さい店舗のデザインを考える際には、過度な装飾やディスプレイに注意しましょう。
その理由は、シンプルなデザインは商品が引き立ちやすかったり、居心地がよくなったりするからです。例えば、物販店において過度な装飾やディスプレイがあると、視覚的な混乱を引き起こし、お客様が商品の魅力を感じにくくなります。商品を探しにくくなることで購買意欲が低下する可能性があります。
また、シンプルなデザインは清潔感を演出し、お客様が快適に過ごせる環境を作ります。このように、過度な装飾やディスプレイを避けることで、お客様が商品に集中しやすくなり、購買意欲の向上が期待できます。

狭小店舗の実績がある会社に相談する

小さい店舗のデザインでは、狭小店舗の実績がある会社に依頼するようにしましょう。
その理由は、限られたスペースを最大限に活用するためのノウハウやアイデアが豊富だからです。例えば、効率的な動線設計や収納スペースの工夫など、実績のある会社は最適な解決策を提案できます。これにより、快適な環境が実現し、顧客満足度の向上と売上増加が期待できます。

まとめ

この記事では、小さい店舗のデザイン、レイアウトのポイントを解説してきました。解説したポイントを押さえることで、限られた空間を最大限に活かし、お客様に魅力的な店舗を創り上げることができます。
小さな店舗は、可能性に満ちています。ぜひ、今回紹介した内容を参考に、自分だけの店舗を目指してください。

当社では各種デザイン・設計のご相談から、実際の工事まで手厚くサポートを実施しております。お困りの際はお気軽にお声掛けください。

監修:大昌工芸編集部

この記事は50年にわたり理想の店舗作りを支えてきた株式会社大昌工芸の編集部が監修しており、お客様の理想の店舗作りを助けるわかりやすく役にたつ記事を目指しています。

店舗設計や店舗内装に関するご相談はこちら

【2024年度版】補助金活用ガイドブック

2024年最新版!店舗内装や内装工事に補助金を活用するための完全解説ガイドブック

                                           無料ダウンロード

【2024年度版】補助金活用ガイドブック

2024年最新版!店舗内装や内装工事に補助金を活用するための完全解説ガイドブック

人気の記事

  1. 魅力的な空間演出は光や映像で実現

  2. 店舗改装工事で売上UPに
    繋がるポイントとは!

  3. 照明計画により商品をより良く
    見せ、快適な空間を演出する

  4. 集客のための「演出」とは

参考になる施工例

サービス案内

                       

無料ダウンロード

お問い合わせ

お問い合わせ・お見積り・
設計のご相談等、
何でもお気軽にご相談ください。

082-299-0920

受付時間:月曜〜金曜 9:00−18:00

×